株式会社アストレイズ
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おもちゃショー。行ってきました。2015.6.20.

おもちゃショー開催中は、ニュースやワイドショーのチェックをします。

一般の人向けの報道で、なにをトピックスとするかは、非常に参考になるからです。

ついでに、腹立たしい事も有ります。

報道ステーションで、司会者某が、「おもちゃショーという名前は相応しくない」と言ってまして。

内容としては、最新の技術の披露される場所で、新しいイノベーションがそこにあるから、みたいな事をのたまう訳です。

ンなわけないじゃん。

玩具、玩ぶ、もてあそぶ、もてぶ、という言葉が起源。

つまり、手遊びに玩ぶ事が出来るなにか。

この場合,何か、とは、「もてあそぶことが許されないもの」である訳です。

勝手に遊んでは行けない物を、遊ぶものとして転化するのが、玩具です。

つまり、コワれても良い偽物、なのですよ。

これが理解できない人が多い。

本当に野に入って、猛獣を狩るのには、免許があり、その場所のルールがあり、その動物達の生態系が有り…。

そういう事考えずに、狩りをするからモンスターハンターなのです。

まあ、ゲームですけどね。

そこには存在しない、手に取れない物の鋳型を作るから、仮面ライダーのソフビであり、ガンプラなのです。

そういう意味では、仏像とか、宗教的彫像が近いのでしょう。

で、偽物は、なるべく精巧に本物に見える方向から、すぐ壊れても良い方向まで、様々なアプローチが有るのですが、

高くすれば,利益率が良いので儲かる。でも数がハケない。

安くすれば、利益率は悪いが、数売りやすい。

このバランスの中で、物を作る仕事なのです。

ですので、玩具に必要なイノベーションとは、なるべく安価でかつ、単純な方法で、巧妙なニセモノを作る発想なのですよ。

それを考えるのが、おもちゃであり、その祭典がおもちゃショー。

それを理解できない人に、おもちゃを語ってほしくないのです。

とまあ、一通り怒ったところで。

テレビでは、スマホ連動とか、ドローンとか言われてますが。

そんな物は,去年のトレンド。

今年は何と言っても、輪ゴムと砂。

女児の間で大ブームの輪ゴムを使ったハンドメイドホビーは、予想以上に人気が爆発的で,各メーカーこぞって商品化をしていました。

この、ブームを見つけると、我先に商品を出す感じは、流石、玩具業界ですね。ためらいがない。

とりわけその象徴が、砂。

ブーム自体は一昨年あたりから。去年もそれなりに種類は出ていたのですが、

「キネティックサンド」という商品が有りまして。

手に着かず、衛生的で、しかも、形状保持力が高い、やや粘土質な砂、です。

背景には、公園の砂場を不衛生だと嫌う親が増え、砂場遊びをする機会が減った事。

アホですね。汚れた砂場で遊んで、ばい菌雑菌ににしっかり触れた方が、子供のカラダは頑丈になるのに。

あと、各大型有名百貨店が、こぞって、国産の玩具の売り場を縮小して、海外のブランド玩具を並べ始めた事。

「知育」な感じの積み木的なヤツや、やたら高い、まるでアート作品みたいな組み立て玩具等。

アホですね。日本の玩具の安全基準は非常に高く、成分表示等も判らない何を使っているか判った物じゃない商品も多いのに。

そんな、日本の親のニーズに応えてしまったのが、この「キネティックサンド」。

取り扱いは、3,4年前ぐらいから。それこそ、大型勇面百貨店。

「衛生的」な「外国産」というキーワードは、非常にそういうお母様方にウケが良く。

去年のおもちゃショーで大きく取り扱われた事で、一気に各メーカーともに、ちょっとずつ成分の違う物を市場投入して来た、という感じですね。

そんな分けで、もう、どこに行ってもスナ。

しかも、全部試すので、おもちゃショーを回っている間中、なんとなく手に砂が着いている感じに。

いや、だって、触ってみたいじゃん。

他にも、お風呂をスライム上に出来るって言う海外の商品のコーナーでも、スライムに手を突っ込んだり。

いやあ、やっぱり、何事もやってみないと、デスよね。

最終的には、巨大な風船トーマスの中で跳ね回って、おもちゃショーは終了。

遊んだ遊んだ。

わた飴も食べたし。

水上バスは…

運休でしたが…

 

 

 

 

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