株式会社アストレイズ
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2018年6月の投稿一覧

普遍的な遊びって、まだあると思うのです。2018.6.23.

年齢的なものでしょうね。

マシーンブラスターというキャラクターが、好きでして。

まあ、子供の頃の刷り込みですよね。

4体のロボットが徒党を組んで、敵と戦うっていう、集団物で。

4対合金おもちゃを揃えたかったのですが、子供時分のこと。大阪のおじいちゃんに会える、盆と正月の年に2回のチャンスでは、2体しか買ってもらえず。

大人になって、4つ揃えようと思ったのが、そもそも昔のおもちゃを探すきっかけになったのだと思っているぐらい。

で、さらに大人も深くなって、いろいろな資料に触る機会や、昔をしるいろいろな人と出会うことで、「古い」ものに関する、「新たな」知識を身につけるわけです。

そんな中、最近入手したのが、これ。

トライアルマシン、ボスパルダー。

ボスパルダーってのは、メインの主役ロボット、それの、40センチはあろうかという、巨大な「レリーフ」

裏は、ないのです。で、後ろのパネルが操縦桿になっていて、左右の黄緑のレバーで、腕が前後に。上げ切ると、ロケットパンチを発射。真ん中のレバーで、胸部が開き、黒いプッシュスイッチで、ミサイルを次々発射。このアクションは、劇中でも出て来て、この商品でのみの再現になってます。

マシーンブラスターの特徴でもある。頭部の一部を形成する戦闘機、フリーダムも分離可能。当然、後ろから、射出。

この、自分で巨大ロボットを操縦する、という概念。

前に、コクピットをイメージしたおもちゃってのを、紹介しましたが、それとは違う、メカニックを操縦することで、自分が強くなる、という、巨大ロボットそのもののアイデンティティを実現したかのようなギミック。

素晴らしいの一言です。

そう考えると、なぜ、いまこれはないのか。

このタイプの玩具は類例が乏しく、でも、ロボットってものの価値を切り取る、という意味では、ロボットの遊びを、モノの遊びからコトの遊びに変換する。画期的な(古いものですが)アイデアだと思うのですよ。

そもそも、この商品がどのような時期に発売されたのか、色々調べなくてはならないのだが、もし、このおもちゃが売れなくて、このプレイバリューがNGになったのだとしたら、それは、遊びがダメだったのか、キャラクターの人気がなかったのかは、正確に判断すべきであったと思う。

なぜなら、 ある意味、これの延長線上に、NINTENDO-LABOのロボットがあるわけじゃないですか。

では、玩具という点で、アナログで、こういう遊びをプレイバリューに置いたおもちゃが他にないのか。

ありました。

昨年のアメリカの年末商戦のオモチャ。

マテルのIMAGENEXTシリーズの、BATBOT。

70センチはあろうかという巨体。

シリーズ共通のフィギュア台座型のスイッチをひねると、巨大な翼と、巨大パンチが展開。

パンチの後ろのトリガー操作で、連続パンチ、ディスク発射。

さらに、頭部キャノピーから前を見つつ、首筋にあるボイスチェンジャーを使って喋ると、子供の声が、バットマンのような深い大人の声に変化!

まさに、ロボットを操ることで、自分が強くなる、大人になる、ロボットの「コト」の部分を体現したかのようなプレイバリュー!

ただ、アメリカなんですねえ。

昔は、日本でも、考えられたんですねえ。

なんでしょうねえ。

新しい遊びを提供するのもいいですが、たまに、こういう古い遊びの中に、逆に新しい!と感じる、普遍性を感じる遊びが、隠れていることがある。

だから、おもちゃの発掘という考古学は、やめられないんですねえ。

 

 

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