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2015年2月の投稿一覧
皆様のあついご要望にお応えして。特に、デザイナー本人の。2015.2.23.
ヴィルキス。商品化です。
長かった。ホント。
ようやくこぎ着けました。
11月のネイションに展示して、それから…。
色々と画策して、色々と策動して、色々とミスって、色々と怒られて。
でも、商品化、決定。
番組はアレだし、3月に終わるけど。
結構、皆様の印象に残るロボットにはなったのではないでしょうか。
よし、次、インベル!
は、無理か…
ニューヨークトイショーツアー2015.2.20.
トイジャーナルという業界紙がある。
老舗の月刊誌。
フリーで仕事を始めて、1ヶ月して、念願のマイオフィスを手に入れたときに(最初の1ヶ月は、有休消化中でしたので、一応、事務所は構えない、というのが、前の会社に対する私なりの義理だったので)自ら年間購読を申し込んで、週刊の玩具業界通信共々自分の事務所に初めて届いたとき、ちょっとした感動が合った物です。
ああ、これで業界人として独り立ちしたな、って感じですね。
そんなトイジャーナルで、毎年行われているのが、海外の見本市へのツアーです。
ニューベルンリング国際見本市。
香港トイショー。
で、なんといってもニューヨークトイショー。
僕も、20代のとき行きました、
正直、そこで、今の道が決まったような物です。
僕はラッキーな事に、たぶん、アメリカの玩具業界で一番有名な日本人、という人につれて行ってもらったので、世界第一位の玩具会社(当時、今はLEGO)ハズブロのパーティーに出席させていただきました。
まあ、この業界の頂点、ですね…。
正直、めちゃくちゃ遠い世界でした。
まさに、ロンゲストヤード。
正直、輪に入る勇気はなく、会場を見下ろせるテラスで黄昏れてました。
で、思ったんです。
実力であそこに立てるようになりたい。
で、おもちゃ屋人生まっしぐら、となるわけですね。
だからね、若い内に、この業界に居るならば、一度は行ってほしいのですよ。
で、会社を起業して3年。ようやく懐に余裕も多少は出て来たので、(まあ、微々たる物ですが…)アストレイズを作る時に、最初の社員として来てもらったN君に、今までの感謝も込めて、トイジャーナルツアー、行って来てもらいました!
で、帰国した本人からの報告会を行った今日。
空港から送られて来た、お土産箱!を開けながら、様々な写真を見せてもらいました。
良い経験になっただろうか。
北風はバイキングを生んだかな?
やはり、ワインをついで、こぼさないように行ってくるようにするべきだったかな。
判らない人にはわからないギャクは置いといて。
きっと、なにかをつかんでくるでしょう。
ニューヨークって、そういうところです。
ああ、僕も行きたかったなー!
いきたかったなー!
1週間とか、休めないだろうなぁ…。
ロボゴロン。ゴロゴロン。2015.2.13.
今日のお勧めは、こちら。
もはや、テレビショッピングのノリ。
前にこの商品と出会って、とりあえず1つ、購入してから、何年ぐらい立ったでしょうか。
学研のロボゴロン。
少し調べてみたのですが。発売年月日は不明です。
ZOIDSの初期から前期にかけての頃でしょうから、82年から85年ぐらいかな。
学研が主観的にこういう玩具を作っていた時代ですので、モスピーダやチックンタックンの頃でしょうから、83、84年頃でしょうか。
そんな時代の商品。
種類は3種類合ったようです。
ってことは、あと1つ探さないとかよ…
前に買ったのは、キャタピラス。
球体が閉じたり伸びたりしながら前進します。
キモい動きが魅力。
ZOIDSならば断然モルガ、の僕としては、最高です。
今回買ったのは、これ。
ボルゾス。
どうやら、こいつも尺取り虫的に動きそうな感じ。
というのも、仕事が忙しくって、まだ電池ボックスの中身のサイズ確認しただけ。
明日も忙しそうだしなあ、動かしてみたいなあ。
こういう玩具良いですよね。
機械なのに、生物のように動く。キモち悪ければ悪いほど良い。
モーターで動くってことが価値であった時代。
球体、という、完全立体から、それを崩して戻してを繰り返しながら移動する。
非常に魅力的な逸品です。
ZOIDSが流行った前後には、こういう雨後のタケノコ的商品がいっぱいあったのですよ。
TOMY自体が出していたRATSとか。
トイコーから出ていた、ダイノスとか。
なんともたまらない。
特に、トミー本体が一番後追いを出していて、後に続く、Zナイトや、サイテックスなんかも、非常に秀逸な玩具でした。
この、モーターライズをブロックに昇華したサイテックスなどは、あまりにも玩具としてよく出来すぎていて、未だとプレ値がひどくって中々入手困難ですが、僕がこの玩具を知った、業界に入って間もない頃は、浅草の問屋街にゴロゴロ残っていて、買いあさった物です。
そんな中でも、見つけたら即購入を勧めてしまうのが、この、スタリアスのビックマンクス。
モーターではなく、フライホイールを使うのですが、これがよく出来ている。
もう一つだけ種類のあるスターランナーの方も、フライホイールからの動力連動で歩行しつつ、突如ひっくり返って変形し、フライホイール直でダッシュ走行するという逸品なのですが。
ビックマンクスはなんと、4弾変形。
上段二つは、フライホイールで動力連動で歩行。
下段は、フライホイールでダッシュ。
特にバイク形態では、火打石を打ち付け、火花を放ちながらダッシュする始末。
いいですねえ。
遊びがいっぱい。
思えば、この時代には、キャラクターマーチャンに頼らない、商品のみでのパワーで売ろうとする商品が、沢山あったんですね。
男の子が幸せだった時代だとも言えます。
さあ、月曜日にラッシュが引けたら、ロボゴロン。動かしてみよう。
ワクワクする。
ギフトショーに身体がついて行かないとです。2015.2.6.
インターナショナルギフトショー。
なんの見本市か、聞かれても困るのですが、年に2回、ビックサイト全体をフルに使って、「ギフト」と定義される、いわゆる「やくたいのないモノ」を展示する見本市です。
とは言え、普段アイデアを出す仕事をしていると、なんらかの外的な刺激が欲しいのも事実。
玩具を作るのに玩具ばかり見ていれば良い訳ではない。もっと幅広い色々な物から学べるだけ学ばねばならない訳です。
とは言え、年々スケジュールも取れず、朝から終日ギフトショーなんて、夢の又夢。
今日も、夕方に打ち合わせを2件入れつつ、午前中に外注さんを呼びつつ。
そもそも、土日から、木曜日にかけてで、のべ24枚のスケッチを描いており、正直右ひじがガタガタなわけです。
今日はヤだ。絵描きたくない。
なので、打ち合わせと打ち合わせの間の時間。都合4時間ほどですが、隙を塗ってギフトショーに。
とはいえ、貫徹はしなかったにしても、ほぼ終電2本と、早朝4時起きとか、ひたすら過酷な条件で仕事をしていた為、肉体的にはボロボロ。
また、社員一同も、スケジュールがかなりキツキツなので、行けるのは僕だけ。
とすると、気楽に気になるカタログをもらっていると、気付くと荷物が倍々に。
そもそも、いつでも仕事に戻れるように持っているPCバックも重いのに。
いやね、普段はリュックなんですよ。絵を描く道具やなんやら持ち歩くんで。
でも、今日は会社で絵を描かないとキッパリ決めた訳で。
昨日一式もって帰ったので、今日はPCだけで出勤した訳です。
まあ、ギフトショー会場を、デカい重たいリュックを背負ったデカい男が居ても、邪魔でしょうしね。
結果、故障した右ひじを庇ったせいか、左手首がキシキシ言う訳です。
ああ星飛雄馬もこんな感じだったんだな。
お父さん、左が壊れたから右、じゃあ、今度右が壊れるだけでしょ。
やむを得ず、東館すべてを回ったところで、一服。
西館。頑張ろー。
頑張れるかな…
無理かなー。
すぐ打ち合わせだよなー。
自分に言い訳を言って、東館のみで終了。
重たいカタログを抱えて、浅草、青砥の旅に。
疲れたよー。
バイクロン、発進です。2015.2.5.
またまた、韓国のヤングトイズの玩具。
前に紹介したTOBOTも、続々新製品登場で、なかなか目が離せない中。
新シリーズ。その名も「Biklonz』
チャリンコヒーローです。
子供達が、変身して超自転車で悪と戦います。
一人補助輪。
TOBOTが未修学児向けであれば、こちらは小学生向けの内容に。
相変わらずの柔らかい質感のCGながら、動きも画面の色味をシャープでカッコいい感じに。
この自転車のアクションがカッコいい。必死で自転車を漕いでいるビジュアルとか、超イカス。
自転車のフィギュア&バイク商材も展開。カスタマイズ可能で面白うそうな感じ。
昔、トミーが売っていた、韋駄天翔によく似ている。
で、ロボがまたカッコいい。
星座をモチーフにした4体の動物メカ。
上下で合体して、ロボに。上半身同士、下半身同士で入れ替え可能。
デザインのモチーフは、自転車のヘルメットと自転車。
かなりカッコいい。
ここで、気付く。あれ?キャラクター5人いない?
僕も、このロボの商材を手に入れて、パッケージを見て初めて気付きました。
このシルエット。どーゆーことだろー。
色々調べてみる。
で、出て来たのが、こいつ。
5体目が居たんですね。
で、こうなる。
やべえ、カッコいい。
つまり、二体合体二種で、商売が始まって。中盤で。パワーアップ、どころか、全合体する訳です。
昔、コナミの超星神シリーズで、ダイセイザーってのが有りましたが。
この時は、個々に変形する4体が出た後、それとは別の合体商材が出たんですね。
ヤングトイズのTOBOTもそうでした。
トライタンもクォートロンも、変形とは別の、合体のみの商品が別途ある形でした。
ですが、コナミの超星神では、前年と別方向にいかざるを得なかった部分を、
今回は完全に再現してしまいました。しかも、前よりもデザイン的にも1ランク上で。
TOBOTは、確かに、まとまったデザインでしたし、量感も合って、非常に優秀でしたが、デザインでは、今回のBiklonzの方が上。
それでも、商品のできもさることながら、アニメーション上のCGの再現度も抜群。
特に、操縦する際に、コクピットで自転車を漕いでいる姿は、かっこ良すぎる。
正直、やられた感です。
なぜ、日本では、マーケティングのも明確にした、こういう商品タイアップを完全な形で行う事が出来ないのでしょうか。
そう、真面目に考えさせられる、逸品。
早く手に入れるぞー。熊。
Gショット。腕時計ではない。2015.2.2.
冗談ではない。
ケーブルテレビで、ファーストガンダムの劇場版を見ていると、つい、台詞をかぶせて言ってしまう瞬間って、ありません?
なんだかんだ言って、台詞覚えてしまってるんですねえ。
凄いですね。ガンダム。
それはともかく。
久しぶりのオンタイムの国産玩具です。
こういうのを待ってました。
「究極ゴム銃Gショット」
ようは、ゴム鉄砲です。
2010年にも、メガハウスさんから、「ゴム弾シューター」という商材が出てまして。
当時9歳の息子が大喜びして、こいつを握りしめて、猿島に行った思い出が有ります。
閑話休題。
こんかいのGショット。タカラトミーさんの商品ですので、
過去の商品にはない、流石、というすばらしいポイントが。
それは、リボルバーであるっていうこと。
で、輪ゴムをセットした状態のリボルバーのユニットそのものを入れ替え、クイックローダーのように交換して、次々と輪ゴムが撃てるって寸法です。
いいですねえ。
輪ゴムを次々撃てる。それだで幸せいっぱいです。
しかも、カスタマイズパーツによって、改造も…
久しぶりですねえ。そういう商材。
久しくなかった商品です。
願わくば、こういう純粋なホビー商材が、小学生に少しでも響けば良いなあ、と思います。