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2017年4月の投稿一覧

大陸で進化。光の巨人2017.4.23.

奥特曼。

ウルトラマンと読むのだそうです。

今、中国を中心に、大陸でウルトラマンが人気。

日本ではシリーズ途中で終ってしまったシリーズでも、中国ではその続きが発売されたり、さらにはオリジナル展開までして行く,玩具展開の奥深さが魅力。

日本だと、どうしてもソフビとなりきりで終ってしまうところが、未だフィギュア商品が幅広く発売されるあたりが、玩具好きにたまらないところ。

しかも、劇中関係なく、オリジナルな方向に突き進んで行くあたりも、だいぶ好み。

真面目な話、文化的に仏教要素の強い国では、人気がでやすいらしく、タイを中心とした東南アジアでも人気が有るらしいのです。

で、今回はこんなオモチャ。

超変形奥特竜 天之奥特竜 奥特曼

超変形ウルトラドラゴン 天のウルトラドラゴン、ウルトラマン。

という感じですね。

こいつ、ウルトラマンがアーマーを着込んだ状態から、組み替えでドラゴン形態に変形。

これが

こんな感じに。

こういった組み替え物で、何種類かの変形パターンの組み合わせで、15種ぐらい有るらしいのです。

で、首に腕を差したり、色々な共有化されたジョイントが有るので、

こんなことや、

こんな事も。

ついでに、

こんな事も。

いいですねえ。楽しい。

遊びとしては大雑把だし、似てる似てないの話をしだすと、話にならないぐらいなのですが、

やはりプラトイだと、色々な遊びが出来て、楽しいのです。

ソフビもいいですけど、動いて,遊びのある玩具が好きですねえ。

なんで、こういうの、日本では少なくなっちゃったんでしょうねえ。

すこし、羨ましいと思う訳です。

あ、ちなみに、あとこんなにあるんですけどね…。

昭和のなりきりオモチャ。2017.4.16.

大きいは正義。

近年、複雑だけど、小振りになって行くなりきりオモチャ。

昭和の時代は、その逆で、何も無いけど、大振りな物が多かった、という印象。

というか、大雑把だったんですね。

こんな感じ。

成型もブローが中心で、振り回すのに非常に適したものが多い。

パッケージ感からして、それこそ、今時のアメリカのオモチャのよう。

きっと売った時は、深く考えてなかったんだけど、コンドルのジョーの羽根手裏剣なんて、その後マストなアイテムになる、こんな商品も。

 

そもそもこういう市場を作った最初の商品が、言わずもがなですが、仮面ライダー変身ベルト。

1971年発売。ポピー製。言わずとしれた、TVと同じアクションにこだわって、光る、回る!を売りにした逸品。

なんせ、ポピーが版権を取る前のスポンサーダだった、タカトクトイズが販売していたのは、

こんな商品。

 

ベルトもこんな。

そもそも、日本のマスコミキャラクターと呼ばれていた頃のキャラクター商品のメインマーケットは、お祭り。所謂テキ屋の商売だったんですね。今でもお面屋さんに最新のキャラクターのお面がどんどん更新されて行くのは、その名残、というか、本質的な意味でのマスコミキャラクター商売がまだ残っている市場、とも言えるでしょう。

ちなみに、さすがに最初の変身ベルトは、添付の箱の商品は入手できず、私が所有しているのは、

こちらのキャンペーン品。

ただ、不思議と、その後、色々となりきりオモチャが、劇中再現へと進化を始めるかと思いきや、別にそんな事も無く、大柄、大雑把なまま続くのが、このオモチャ市場の面白いところですね。

その後、また歴史に名を残す事になるのが、変身ベルト以来の大ヒット商材であったらしい、こちらの商品。

1978年の、「SF西遊記スタージンガー」のジャン•クーゴの使う武器、アストロボー。まあ、所謂如意棒なワケですが。

こいつ、ボタンアクションで、ジャキっと伸びる。それだけ。だけど、凄く売れたそうです。たしかに当時、子供心に欲しかった!

その後、ポピーがバンダイに吸収されて、1983年の科学戦隊ダイナマンのダイナロッドから、戦隊物に武器オモチャのジャンルが本格的に出始め、1985年のチェンジマンのチェンジバズーカで、所謂合体武器が登場するワケです。

この合体武器以外は、光る鳴るぐらいのギミックしか無い、安いオモチャしかないなりきりオモチャなのですが、ここで、また流れを変えるのが、こちらの商品。サウンドアクション「サンダーアーム」。

1988年。タカラの「電脳警察サイバーコップ」の主人公の武器。まさに、昭和最後の商品。振動センサーを搭載し、自分のアクションに合わせて音が代わり、必殺技をするのに、ユーザーが自ら、一定のアクションをしなくてはならない、ある意味めんどくさい代物。そして、何と言っても、高い。当時4800円。同年のバンダイの「仮面ライダーBLACLRX」の変身ベルトが3980円の時代。そんな時代に、ガントレットという小振りな玩具で、4800円。多機能高額なりきり玩具の時代の幕開け、と言えましょうか。

その後、前年のジリオンと混ぜた、レーザー流星拳という商品が生まれる訳ですが。

バンダイ製、5000円!破格の商品です。

余談ですが、タカラのサンダーアームは、1989年に「サウンドアーム」、さらに「バットマンサウンドアーム」という化かし商品を展開。さらには、「烈火拳」として発売。

「鎧伝サムライトルーパー」にも、かなり無理矢理登場。

とは言え、バンダイも、レーザー流星拳を、即座に1990年の[鳥人戦隊ジェットマン」にて、「ウイングガントレット」として発売。

当時、電子基板を積んだ高額なりきり玩具を売るってのは、かなり難易度の高い行為だったんですねえ。

 

 

 

人造昆虫に脅威のメカニズム2017.4.9.

人造昆虫カブトボーグ。

まだタカラトミーになる前の、トミーが展開していたボーイズホビー商材。

初期ベイブレードやビーダマンのブームが引いた狭間の時代に展開していた、名前まんまですが、昆虫メカによるバトルホビー。

強力なフリクションモーターを搭載して、本物の甲虫さながらのパワーで押し合いをする。

実際、恐ろしいパワーを発揮するので、結構白熱するバトルが出来るのですが。

はてと。

フリクション。いわゆる弾み車ってヤツですが。これ、円盤を高速で回す際に生まれるジャイロ効果で、そのトルクを安定的に供給する物なのですが。

自転車で例えると判りやすいのですが、このフリクションってやつのパワーは、円盤の重量、直径ないしは、回転速度で、安定性とトルクが変わるんですね。

自転車もそうすよね。タイヤが小さかったり、スピードが遅いと走行が安定しないでしょ。

ところがこのカブトボーグ。こだわりの設計で、本物のカブト虫の雰囲気を目指し、非常に薄いボディになっています。

なので、共有内部ユニットは、厚み20mmぐらいしかない。

そんな構造物で、先端には頭を動かす為のクランク、後ろには加速させる為の入力タイヤ。

で、6本の脚に当たる車輪を回す為の回転軸が6軸が、同速で回転。

入力1に対して出力7。

こんなものに、重さor直径の高いフリクションは、入る訳が無い訳です。

なんせ、こんな商品が存在し、この塔を上がったところで押し合いのバトルが出来るってぐらいのパワーと、作動時間をはじき出すんです。

で、どうなっているのかと言うと。

応えは簡単。ギアレーションです。同速で走る6WDを生み出すのは、最も簡単な方法で有る、同じ直径のギアを5枚ならべる、という構造。とはいえ、このギア、10ミリ弱の直径の中に、クラッチ機構まで入っている。

で、その内側のスペースに収納されたコレが、コアであるパワーユニット。BOXの端の入力タイヤから、直径150mmほどのフリクションユニットまでの40mmの幅の間に、二桁を数えるギアを内蔵。いまではあり得ない構造物です。

一番直径の小さいピニオンなんて、直径3mm程しかないぐらい。ありえない。

で、これだけのギアが、信じられないぐらいスムーズに動く。

さすがは技術のトミーです。

で、なんで急にこんなものをご紹介しているのかと言うと、このカブトボーグ、日本ではすでに店頭在庫も見かけない状態なのですが、そんな物が、実は台湾にがっさがさありまして。

大喜びで買ってきたのですが、この週末に1ヶ月程寝かしてようやく開ける事が出来、内部写真を撮った訳です。

とは言え、勢い込んで、在庫であった全種4匹ほど確保したのですが、いざ冷静に開けてみると、

全部クワガタ。伊豆大島かっての。

ちなみに全種、2期のグローアップシリーズという、オプションで強化するタイプ。

内1種は、スペシャルボックス。

 

3種のオプションパーツと、

専用加速ランチャー付き。

そういえば、これのカブトムシ版、持っていた気がする。

どうせバトルするならカブトVSクワガタにしたいところだが、一体どこにしまってあるんだろう。

探さないと…

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