株式会社アストレイズ
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2014年4月の投稿一覧

玩具の修理2014.4.30.

先日まで、オモチャの病院で先生をやってました。

一応、いまでも、多分ホームページに名前が登録されたままなんじゃないかな。

おもちゃの修理は楽しいです。いろんな玩具の構造が調べられる実用性。機構を理解したり、破損しやすいポイントを確認できたり、あと、なんといっても、なおったときの子供達のうれしそうな顔が最高に良いです。

起業してからこっち、休日も忙しく、地元のNPOでやっている月一のおもちゃの病院に参加ができなくなってしまい、ずるずるとほぼ幽霊先生になってしまってます。悲しい。

で、先日、うちの新人が、お気に入りの玩具を久しぶりに引っ張りだしたら機能しなくなったってので、このゴールデンウイークの初日の休日を使って、修理をする事に。

お題はタカラから発売されていた「エッ?グッ! ゴジラ」

卵の外側のリューズを回すと、卵の中でゼンマイが回転、一定時間後、卵が割れてゴジラが歩き出す。

当時はゴジラ怪獣のみでの展開でしたが、近年、「タルからドンキー」という名前で、ドンキーコングが樽から歩き出すという商品もありました。

ちなみに、私のコレクションの中には、韓国のヨンガリーという怪獣映画の怪獣の、エッ?グッ!もどきもあります。

で、修理開始。

問題点はわりと簡単に見つかり、スイッチ解除のバーを止めているリベットが浮いてしまっていたり、常時スプリングテンションのかかっているギアが定位置からずれてしまっていたりと、かなり複雑な機構を持っているが故に、内部に色々と負担が出やすいのだなあと、感心しながら修理完了。

楽しい。

玩具の修理は楽しいですね。

この調子で、色々と破損の出ている自分のコレクション達も、早く修理しないと…。

人の玩具なおしてる場合じゃないだろ、俺…

 

 

 

ROBOT魂ガンダムアストレイ アウトフレームD発売です。2014.4.26.

ずいぶんとたくさん居るものですが。

ガンダムアストレイ。アウトフレームDです。

このあたりになると、どんな仕事内容であのデザインに至ったのかが、阿久津も僕も定かではないのですね。

とりわけアウトフレームは、なんだか判らないまま、わりと明確な指示をもらって描いていたので、阿久津らしくないふつうのガンダムになってしまってます。色設定も、ブルーセカンドやアマツの時のように、なるべく個性を出したかったのですが、割と発注元のイメージが強く、ガンダムになっちゃったなあ、って感じですね(笑)

阿久津さんも、「お風呂」と「ヤッケ」意外に思い入れが無いようで。本体よりも背中の小屋の方が大事みたいです。

まあ、阿久津さんにしてみると、過去に「マク○ス2」を手がけたとき(私が出会う前の事ですが…)の思い出があまり良い思い出ではないらしく、「カメラマン」という設定にそもそもいいイメージを持っていなかったようで…

まあ、そんなアウトフレーム。「ギミックが面白い」というだけで、インパクトを求めて作られたテスタメントから作れそうだって事で、なんと今更商品化となりまして。

ちなみにテスタメントは、ちょうど発注前に、「ヘルボーイ」の映画を見てしまってまして…

色を塗っていただいた方も、気づいていたんですかね。

あの人は、その時見た映画によく影響を受けるもので…

まあ、それはともかく、アウトフレームD。大変ですよ。バックホームがコスト的に難しいというところで、阿久津をなだめるところから始まって。いや、違いますね。そもそもアウトフレームとアウトフレームDのどこが違うのかを確認するところから始まって。

アウトフレームってのがあって、その兄弟機のガンダムテスタメントってのがあって、であとから、テスタメントのボディにアウトフレームの頭を乗っけたやつが完成版っていう設定なんだって言われて…

発注内容を思い出すところから始まって。

次に、どんないたずらを施すか。

今回は僕は基本メインではなかったので、阿久津をなだめるところだけで、あとはウチの優秀な開発担当と危ない設計担当、口うるさい塗装担当と、スタッフにおまかせだったのですが。

ものは、カッコいいですよ。さすが、なんだかんだ言っても、阿久津さんのガンダムですし。これが受けてくれれば、ノーマルのアウトフレームも作れるんですけどね。

とはいえ、よもや立体化する事になるとは思わなかったこの子。

自分たちの作って来たロボットが立体になるのは、なんだかんだ言って、うれしいですよね。

今月の魂WEB商品だと、アレクサンダTYPE-02も出てるんですよね。

そちらもよろしく!

って、注文はだいぶ前に終わっているから、今から何とかなる訳じゃないんですけどね…

 

サムライボーグ。こいつあすげえぜ!2014.4.21.

サムライ ボーグ。

バトロボーグという商材のシリーズの新製品。

発売元はタカラトミー。

両腕コントロールで、感覚的な操作を謳ったバトロボーグの、アクションを簡易かかつ派手にして、コントロールも片手で自在に変更した商品です。

こいつ、実にいい。

動きがいい。剣を上から袈裟懸けに下に。下から上に。

リモコンの微妙な動作で、移動と剣劇を使い分ける。

上段での回転方向と下弾での回転進行方向が違い、使い分けて移動するのですが、

振動して移動する様が、すり足のよう。

で、剣のアクションが派手でいい。

剣の柄風のリモコンと相成って、操作している感覚も気分がいい。

実にいい。

値段も、ややではありますが、まま良い。

簡易化した事で、リモコンも一本になり、値段も控え目に。

で、なにがいいって。

バトルフィールドのブリスタの成形がいい。

竹の形をしたターゲットが、きれいにかちっとはまるブリスターの成形技術。

さすがはブレ○ドベ○スをさんざ作っただけの事はあります。

冗談はさておき、

サムライボーグ。おすすめです。

そうだ。レッドフレームに改造しようか…

これが最後? 戦国アストレイ、BB戦士にて出陣。2014.4.20.

恵まれた子ですね。この子は。

戦国アストレイ。結局ビルドストライクと同じ種類の商品化に恵まれてしまいました。

しかも、なんと新設計。私も久しぶりのBB戦士のお仕事。

なにげに、結構な種類のBB戦士のデザインをやっているんですよ。

前のアストレイも描きました。

で、新設計ですし、前の絵が気に入らなかったし、自分の画力ももう少しマシになっていないかと、完全新規で描き直し。

ついでに、得意の玩具的ギミックを追加。

名付けて傀儡形態。BB戦士は、これをやらないと気が済まない。

それにしてもこのアストレイ、なんて描きにくいロボットなのでしょうか。

道理で、ビルドファイターズのメカ打ち合わせの度に、寺岡さんに色々言われた訳だ。確かに作画が大変ですね、これは。

特に、背中。あの独特な、シリンダーの集まった背中が描きにくい。

で、後ろを通りかかった阿久津さんに、

あの背中はいつも、どうやって描いてるんですか?と聞いたところ、

「プラモデル見ながら描いてるよ」

いや、ヒヨコ卵でしょ…

 

あのかわいい奴らが、さらに可愛くなって帰って来た!2014.4.12.

ロボカーポリーって知ってるかい?

むかし、銀河系で…

もとい。

世界で一番ラジコンヘリを売っている玩具メーカー、シルバリッツが韓国で展開しているアニメ連動型のコンテンツ。

日本では、あのドリームカムトウルーが展開。流石あのお方は先見の明がある。

正直、国内導入の話を聞いたときにはビビりました。

とある懇意にしているクライアントさんのところで、初めて玩具を見たときのそのクオリティの高さと、キャラクターデザインの秀逸さ、また、日本以外でのアジア圏での定着率の高さなど、いろいろ調べるに、こいつはすごいぞと。あと、欲しいぞと(笑)

で、国内導入決定。多分、一番喜んだのは、ボクですね。

そんなロボカーポリーも2年目メインの変形玩具、シルバリッツお得意のRC機能を持たせた大型変形商品。ダイキャストミニカーとそのプレイセットと、アジアで展開しているそのままの規模を持ち込んだ、アニメと玩具をフルセットで輸入する商売スキームは、売り場確保という意味でも、非常に商売としてうまい方法論だと感じられます。また、韓国のアニメ制作も、玩具連動でのCGアニメのクオリティは、正直日本よりも高いとみており、親和性の高さ、映像のビジュアルのターゲット年齢とのバランス感覚など、勉強する所だらけです。

そんなロボカーポリーも2年目。

ここで、導入されたのが、これがまたいいんだ。

へんしんレスキューフレンドシリーズ。

従来の変形シリーズを小型化。その独特の質感はそのままに、変形ギミックをまったくスポイルすることなく再現。

で、そのサイズが、ダイキャストミニカーと一緒。

つまり、従来のプレイセットと連動して遊べる!プレイセットで遊べてかつ、変形できる。

こいつあ、わくわくするぜ!

これでは、プレイセットも欲しくなっちゃうじゃないですか。

一年商品を展開した上で、下手すると従来品の市場を殺すかもしれない商材を投入しつつ、全体としての客単価の高い商材への導入を図る。

商売としても優秀すぎる。

まあ、それ以上に、キャラクターがいいですよね。

特に。ヘリー。

ヘリー、カワイイよヘリー。

 

久しぶりに国産玩具いってみよう。2014.4.11.

久しぶりに、国内玩具。 しかも現行品。 なんといってもトミカハイパーレスキュー。 ハイパーレスキュー0

いいよね。大型ビークル。 トミカの大型ビークルは大好きです。

収納のさせ方、発進シークエンスの面白さ、音声の連動。なんといっても、コクピットが上昇して、その下から発進するのが燃えです。

このトミカの大型ビークルというカテゴリー、古くは初のSF展開、アースコマンダーの昔から、トミカの発進遊びをさせる合体変形大型玩具は綿々と続くシリーズでして。

いろいろありましたが、マグナムパトレーラーも非常によい商品だと思っております。あくまで個人的な見解ですが。

トミカの変形ロボの2代目、マグナムガーディアンとの合体、音声連動のαシステムの導入など、みるべく所が多いです。

初代トミカロボもすてきです。こいつ、大好きですね。今も大事に飾ってあります。

最近では、メガトンダンプ。ビックローダーに変形するあたり、トミーらしさがしっかり出ていて、プレイバリューも高くで非常によいです。

でまあ、現在のトミカハイパーシリーズになる訳ですが。

昨今の原価、及び製造単価上昇のおり、シリーズとして続けている中で、プレイバリューを下げずにシリーズを継続させようとするトミカの努力の賜物ともいうべきが、この、ハイパーレスキュー0。

特筆すべきは、その拡張機能。

中型ビークルを追加購入する事で、次々とバージョンアップ。

このまとまり感。レスキューなのに「強そう」と感じさせるデザインセンスは、すばらしいの一言です。

この、ビークルを長く大型化していくのが、トミーの合体ビークルの魅力だと感じるのは、我々ボーフリー世代の感覚なのでしょうか。

その後のアイゼンボーグも、コセイドンも、非常にクオリティが高く、すてきです。さらには、タンサー5のミラクルチェンジ、そして、イデオンの奇跡合体へと続く訳ですが…

そんな伝統ある、トミーの合体ビークルシリーズ。

今、一番安定した男児玩具といえるのではないでしょうか。

まあ、一度遊んでみてくださいよ。

発進遊びってのは、楽しいものですよ。

 

 

 

 

実はようやく本格起動2014.4.9.

月末に別れを告げたはずの旧PC。

しかし、様々な問題があり、本日ついに本格起動に。

いやあ、とらぶったとらぶった

E-MOVILは反応しない。会社のランには繋がらない。

メーラーは起動しない、繋がったら送れない。

もー、いろいろ手を尽くして。

ようやく、完成。

ああ、快適な環境。

あとは、会社のネットワークに繋がらないんだよなー、こいつ。

社長なのに、会社の輪に入れない感じ。

孤独。

全員倒して生き残ったら、

蠱毒。

意味不明。

そんな訳で、ばりばり仕事するぞー。

まずはAmazonでおもちゃを買おう!

 

今度は韓国からの紹介。TOBOT2014.4.5.

毎度、アメリカだか中国だか、海外のオモチャばかり紹介してますね。

よくねーなー。

国産のオモチャも好きですよ。

色々買っていますし、注目の商品もたくさんありますし、楽しんではおります。

でも、それはそれとして。

今回紹介するのは、だいぶ以前から集めているのですが、韓国からの登場です。ヤングトイズのオリジナルキャラクター、TOBOT。

CGアニメのクオリティが日本より非常に高い韓国ですので、テレビアニメはフルCG。アイアンキッドや、ロボカーポリーなんかもそうなのですが、子供向けアニメには多いようです。

で、此処が一番のポイントなのですが、ポリーもそうなのですが、CGを使っている分だけ、玩具と画面のロボットが非常に近しいののですね。玩具用に作られたキャラクターを、きちっと映像を作る側が再現しているのです。

これが、不思議な事に、日本では中々うまく出来ない。

今年の「マジンボーン」なんかは頑張ってますが、まず、キャラクターありきから商品を作っちゃうので、商品が劇中と似てない、とか当たり前になりつつあります。

それが、安定して劇中と玩具がマッチしている。

で、此処が今回のポイントなのですが、キャラクターデザインの能力が非常に安定している。というか、ノウハウが確立している。

そもそも大陸系のキャラクターが、どうしても「パチもの」と言われてしまう部分の最大の原因は、メカデザインの基本的な考え方が出来上がっておらず、既存のパーツを法則性無くレイアウトしてしまうので、デザインがなされていない、というのが最大の原因だと考えられます。

それが、このTOBOTは、非常にデザインが確立している。

これに関しては、申し訳ないのですが、日本の今の玩具デザインの安定感の無さと比較しても、むしろ勉強するべきなぐらいです。

キャラクターのモチーフを、韓国の国産車に設定しつつ、TOBOT-X、Yと、アルファベットの名前でキャタクターに。車のシルエットをロボットの体型に反映しつつ、不自然に感じないR感と、子供の手になじむ、痛々しさの感じさせない柔らかく厚みのあるデザインラインでまとめられたロボットのデザインには、至る所に名称のアルファベットから持って来た意匠が。

素早いイメージのTOBOTーYも、近年の日本のキャラクターに見られがちな、尖らせればカッコいいみたいな安直さが無く、それでいて、立体感のしっかりとしたデザインで、正直、デザイナーの意識の高さが伺えます。

また、パワーアップタイプのEVORUTION-X、Yになると、車の方もオリジナルになるのですが。これがまた、フロントグリルにアルファベットがデザインされ、そのまとまりが素晴らしい。

かつて、韓国に行った時に、家電製品のデザインの水準の高さに驚かされ、偶然ガイドだったお兄さんがデザインの勉強をしていた人で、色々とヒアリングしたところ、デザイン遺体する意識が非常に高い国だと教えられ、持ち帰られるだけの家電のカタログを持って帰った事があるのですが、プロダクトデザインの世界の水準では、正直日本よりも自由度が高く、優れていると感じさせられました。

それが、キャラクターをデザインする方法論、いわゆるメソッドを身につけてしまうと、恐ろしいですよ。今回のデザインは、立体感の出し方、変形との整合性、量感の出し方、デザインとしての全体感のまとめ方と、正直、日本でもついぞ見かけないクオリティの高さで、玩具自体の変形玩具としての出来の良さも含め、恐怖でしかありません。

日本が先駆者であった、キャラクタータイアップ玩具の世界は、今、そのノウハウを真面目に外から学んだ人々によってのみ、的確に継承されていて、逆に、日本ではそれが損なわれていっている様にも感じます。

私自身もそうですが、日本の玩具デザイナーも、先駆者である事にあぐらをかかず、もっと勉強し、技術とセンスを上げていかねばと思う訳です。

まあ、そんな事はともかく、トランスフォーマー以外のハイクオリティの変形オモチャが買えるのは、単純に楽しいのですけどね。

ビルドファイターズ終了!2014.4.1.

いやあ、終わった終わった。

悔いしか残らない。

でも、終わったには終わった。

過密スケジュールの中に無理くり組み込む形で、復活アストレイシリーズで阿久津も非常にタイトな状況の中、メカデザインの打ち合わせにブレインとして参加しつつ、毎月のコロコロの連載をこなしつつ、各種イベントでの完成品を手配しつつ、MG用のデザインを起こしつつ、雑誌付録のデザインを作りつつ、雑誌用のガンダムのデザインをしつつ、本編用のデザインもしつつ、静岡の担当の愚痴を聞きつつ、開発のお手伝いもしつつ、石垣さんの細かいギャグ突っ込みを入れつつ、阿久津のぼやきを受け止めつつ、ビルドストライクのキットをひたすら組み立て続けた。そんな半年間です。

でも、どんな仕事もそうですが、大体終わってみると、悔いしか残らない。

だから、つぎはもう少し良い仕事をしよう、と思う訳で。

だから、それで良いんです。

そんなわけで、TVアニメ、ガンプラビルドファイターズはおしまい。

もう一つ、弊社的に昨年度のメインだった作品も終わってしまったのですが、それは、此処ではあかせません。でも、楽しかったとです。

アニメはいい。

電童も、舞HIMEも、ゼノグラシアも、宇宙かけも、SEEDも、ギアスも、いつもクレジットは阿久津だけなので、僕はあくまで裏方ですが、どれも思いでいっぱいです。

でも阿久津さんには、また、メインを張ってほしいですね。

もっと前に出てくれれば良いのに…。実力あるんだから。

 

 

 

 

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