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2021年5月の投稿一覧
久しぶりの、気になるおもちゃ。2021.5.13.
丑年ってことで。
最初にこのおもちゃのことを書こうと思っていたのですが。
年明けから忙しく、また、買っておいたサンプルもだいぶ奥に沈んでしまって、写真を撮ることができず。
そんなわけで、5月になってようやく、気になるおもちゃ。リスタートです。
ツクダオリジナル。ミリクモウモウです。
40から50代には懐かしい、多分、一度はCMをみたことがあるんじゃないかって、おもちゃです。
1978年発売。
その後、何度か、再販もされたそうで。
これ、何がすごいかって。
水を飲ませて、乳を絞ると、白い謎の液体となって出てくるのです。
当然、飲めませんが。
なんとストレートでかつ、遊んでみたい!と感じさせる商品仕様。
ところが、ずっと気になっていたことが。
この白くするってところ。
水を白濁させるのは際に、流動性を保ったまま白くするのは、実は非常に難しく。
そういう意味で、牛乳というのはすごい液体で。
塗料で考えると、例えばカドニウム的な塗料も考えられますが、
子供に提供するものとなると、たとえ飲んでしまっても、体には無毒でなくてはなりません。
しかも、その塗料、粉末なのか、錠剤なのか、それがなくなってしまったら、もう遊べなくなってしまうのでは。
例えば、家にあるもので代用が可能なのか。
おもちゃを仕事にするようになると、この商品をどうやって成立させていたのか、気になってしょうがない。
で、今回、状態の良いサンプルを入手してみたのですが。
実は、取説に記載がありまして、
酸化チタン。
乳糖
結晶セルロース。
メチルセルロース。
ステアリン酸マグネシューム
タルク。
一応全て、医薬品、ないしは食品添加物で作った錠剤だったそうで。
しかも、なくなった場合には、メーカーに送料50円、商品代金150円の200円の切手で送ると、
わざわざメーカーから送ってくださったそうで。
これ、すごく売れたら、メーカーの対応も大変なことになってしまうじゃないですか!
まあ、それだけの覚悟を持って展開した商品なのでしょうね。
とはいえ、40年越しの謎が解けたってもんです。
玩具の道はまだまだ深い。