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2016年6月の投稿一覧
「赤いサラマンダー」。2016.6.24.
中2の冬。それまで住んでいたヨハネスブルグを離れ、日本に帰る事に。
冬休みを使っての移動だったので、ちょっと寄り道して、ロンドンとパリに立ち寄った。
そのパリで、生まれて始めて、海外の仕事をしていて、語学堪能な筈の、信頼しきっていた父親が言葉がわからない、という恐怖体験をする事になるのだが、それは、置いといて。
真夏のヨハネスブルグから、ほぼ真北に飛んで、真冬のロンドンのヒースロー空港。
初めてのヨーロッパは、くっそ寒い、という印象。
でも、繁華街は非常に栄えていて、また、アフリカには無かった、「地下鉄」という、子供が自力で町を移動できるツールが非常に感動で。
アフリカでは、どこに行くにも、親の車が必要だったので、当時中学生だったボクは、フリーパスを手に、勝手にロンドン観光に。
とは言え、行き先は当然オモチャ屋。いや、大英博物館とかは、家族で行った上で、ですよ。
一人で入ったピカデリーサーカスのオモチャ屋さんは、非常に色とりどりで、アフリカのおもちゃ屋も、立派なところは立派だったし商品的にも、また文化的にもヨーロッパ的だったので、そんなに外れていはいないのですが。
そこで、こんな物を見た、と記憶に引っかかっていた商品が有るのです。
当時、すでに日本で発売されていたゾイドが大好きで、でも、手に入らなくて。
日本から来てくれた従兄弟に買って来てもらったり、ほんのちょっとずつ、持っていたのですが、基本手に入らないので、友達の家に届くコロコロコミックの商品写真を見てクランクの配置を読み取り、逆にふんだんにあったLEGOのモーターを使って再現したりしていたぐらい、好きだったのですね。
それが、今の仕事に生きているんですけど。
で、そのロンドンのオモチャ屋で、幻の様に見かけたのが、「赤いサラマンダー」いかにも、低国軍仕様の色味のサラマンダーが、あった気がしたのです。
もう、30年も前の記憶。
でも、手持ちのお金もそんなにないし、しかも、よりによって「サラマンダー」は、唯一持っていたモーターゾイドだったので、同じ物の色違いを買うなんて選択肢は、当時の中学生の小遣いレベルでは存在せず。
なくなくあきらめたのですが。
あれは何だったのか。
ホントにそんな物があったのか。
そしてなによりも、なんで、買わなかったのか。「悪」のサラマンダー。すげえ燃えるじゃないですか。
そんな後悔を抱えて30年。
見つけてしまいました。
こいつです。
まさに、コレ。
入手?しましたとも!
手段は問いません。
ホントに存在したんですね。
調べると、こいつはヨーロッパ輸出仕様で、コレ以外に、タイトルがZOIDSになっている
もう一種がいるらしいです。
そうそう、こいつも。ありました。記憶の片隅に残ってます。
これは、ZOIDS仕様ですね。
でもまあ、探してみるもんですね。
やはり、オモチャは一期一会。
出会ったときに買わないと、ずっと後悔するのですよ。
おもちゃショー無事終了!2016.6.12.
2016年おもちゃショーも、無事終了。
立て続いたイベント対応案件もこれで一段落。
息子がいっしょに行ってくれなくなったので、今年は土日はパス。
結局、おもちゃショーの時間を作る為に、木曜日夜中まで仕事をしてしまったため、休みたかったし。
今年は、非常に面白い商品が目白押しでした。
海外の見た事も無いブロック玩具が沢山あったのが、嬉しかったですね。
非常に刺激になる。
カードモノがみんなNFC搭載になってしまって、電子物が得意じゃない弊社としては、なんとも手の出しにくい商品が増えたって印象もあるあたり悲しいですけどね。
でも、まだモノが売れるって思える商品も多く、まだまだ仕事が有りそうも、思える訳で。
週明けからまた新しいスケジュールでの仕事再開。
今度はどんな仕事が待っているのか。楽しみです。
あしたは終日、おもちゃショー!2016.6.9.
5月上旬ホビーショウ。
5月下旬魂フィーチャーズ。
6月上旬おもちゃショー。
死ぬってば。
その間にも、ちょっと大物の案件の納期があって。
でも、昨日でおもちゃショーの納品も終わって。
すでに今日から開催。
皆様から色々なレポートを貰いつつ。
本日の仕事を片付け、ようやく我々もおもちゃショーに突入!
明日は皆総出で終日おもちゃショー!
もう、大好きなんです。
多分,コレを見られれば、ここまでの疲れも吹っ飛ぶってもんです。
例年ならば、土日の一般日も行きたいのですが。
もういい加減大きくなっちゃった息子がつき合ってくれないので、今年は業者日のみで。
土日に少し仕事残しちゃったし。
とにかく、明日はおもちゃショー!
遊ぶぞー!
なんか、ひどく感動しました。2016.6.5.
リアル號斗丸。
知っている人は、コミックボンボンの読者だった人たち。今もう、30歳ぐらいでしょうか。
近年、中国で、独自のプラモデルが作られる事が増え、オリジナルな物も有るのですが、ガンダムのキャラクターの中から、向こうで人気のあるキャラクターを独自に商品化する事も増えて来ています。
まあ、所謂海賊版ですね。
違法な物です。
とは言え、仕事がら、色々チェックもしている訳で、中には、ああ、コレ欲しいなってものも結構有ります。
実際に、買って作ったりもしてるんですけどね。
で、そんな中。
リアル號斗丸。
海外のキットには、インジェクションキット以外にも、キャストとインジェクション関節を組み合わせるような物や、キャストパーツで既存商品の外装を作ったりする物が有ります。
そんななか、メタル製のフレームを搭載して、自在にアクション可能なキャストキットっていう新しいカテゴリーの商材として行きなり発出しで選ばれたのが、このキャラクター。
でもこいつ、そもそも、出自は、プラモウォーズの作例ですよね。
こんなものが、20年も立って、キャストキットとはいえ、プロパーの商品になるなんて。
で、なんでこんな話をしているかと言うと。
これ、ボクがまだ、学生のときに作った作例なんですよ。
まだ大学4年生の時。前の会社に夏休みにバイトで入って、内定をいただいた状態で、卒業制作に挑んだのですが、それこそ、その休みのバイト代が安すぎて(笑)卒業制作後、スッカンピンになっちゃったんですよ。それで、なんか仕事ないかって、会社に行って、試作品の仕事を2、3貰って。
で、そんなとき、コミックボンボンで新しく始まるプラモデルマンガの作例を頼まれていて、お前もやってみないかって言われて。
最初に作ったのが、ドラゴンガンダムベースの、龍系のパーツでまとめた機体。これは、最初にマンガに登場したんじゃないかな。
で、その後が、添付の2体。デビル大将軍は、なんだか別の人が考えた事になっていて、ああ、そういう世界なんだなって実感した覚えが有ります。
このあたりが気に入られて、バンダイに呼び出されて。もう少し色の勉強をしなさいって言われて。
で、それから3年。長谷川指導員と二人三脚で。
楽しかったですね。
そんな作例が、商品化。まあ、当然そのままではないですので、あくまでインスパイアって事なんでしょうけど。
でも、嬉しいですよ。
まあどっちにしても、違法なんですけどね…