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浅草キッド2023.8.6.

ときた先生!いつもお世話になっております!2023.7.30.
漫画家、ときた洸一先生の画集が、この度発売されました。
この度、ありがたいことに、著名な皆様と共に、阿久津さんと私と、コメントをお送りさせていただきました。
感謝です。
思えば。
僕がこの業界で本格的に仕事を始めたのが、コミックボンボンのプラモウォーズ。
大学4年の夏休みにとある玩具開発会社を受け、そのままバイトで入った際に、阿久津さんと出会い、
その後、大学の授業が終わる12月頃に、急に呼び戻され、ボンボンの作例が作れないか、と言われて、なんとなく作ったものが、そのまま掲載されることになり、そのまま年末からその会社に居着いてしまい、4月から正社員になる前から、連載が決まってしまった。
そんな時に、Gガンダムの漫画を連載していたのが、ときた先生。
翌年のウイング、エックスとコミカライズ版を描かれていて、同じ雑誌のお仕事ながら、一番の王道を進まれている、ボンボンのフラッグシップを取ってらっしゃるという印象で。
僕自身がデザインを担当したり、作例を作ったり、作例→イラストで、阿久津さんと一緒に謎のMSVをやったりと、
結構ボンボンでは色々な仕事をさせていただき。
そんな中、なぜか(色々ありまして)私たちがオリジナルのガンダム企画をやることとなり。
デザインは阿久津さん。当時の上司をリーダーに、2年目の僕が機構試作担当として、途中からカラーリングも担当。今も一緒にやっている当時新人の造形担当は、作例担当。右も左も分からないなか、新しいガンダムシリーズを立ち上げるっていう大掛かりな仕事を手がけることに。
これのコミカライズを手掛けてくださったのが、ときた先生。ボンボンのフラッグが手がけることで、G-UNITはボンボンにおいて、まさに表紙を飾れるフラッグシップな漫画に。
本当は、コミックジャパンっていう雑誌の立ち上げのフラッグにもなるはずだったんですけどね。そこは、触れずに。
そんな中、ちょっとした事件が。
劇中に登場する敵のリーオーの作例をボンボン用に作ったのですが、これが評判が良く、ホビージャパンで初めて作例記事を書くことに。
そこで、社内でそう呼んでいたのですが、愛称のつもりで「3バカリーオー」とジャパンの記事に書いてしまい、その件で、バンダイの担当様から、ときたさんが非常にご立腹されていた、と伝えられ、いつかお会いする事があったら、ひらにお詫びせねば、と心に誓い。
とはいえ、直接お会いすることもないままに、G-UNITは完結。その後色々な仕事をしながらも、ときたさんとお会いすることは無く。
しばらくして、ガンダムSEEDの企画が立ち上がり、阿久津と共に、今度は私がリーダーとして参加。企画立ち上げ時の色々なプリプロに参加する中、本編と並行で外伝をたちあげるという企画をすることになり、ガンダムアストレイを生み出すことに。
アストレイってのは、不思議な子で、ある日気づくと、3色になりました。とトリオになったり。
そしてある日気づくと、講談社にいたはずのときた先生が漫画を描くことになり。
すげえ!さすがときたさん!ガンダムのある所にときた洸一ありだ!で、ようやくアストレイの仕事で初めてお会いすることができ、ようやく直接お詫びすることが出来たのです。
それから20年、ガンダムアストレイと共にお仕事をご一緒することになり。
懐かしのG-UNITも新作を作ることに。新作では対談もさせていただき、25年も経って初めて、LOブースターっていうふざけた名前をつけたのが、お互いがお互いを疑っていて、犯人が当時のバンダイの担当様だということが判明。
阿久津さんも僕も、基本、あんまりガンダムにリアルっていう概念を持ってなくて。
面白いおもちゃを作るフォーマットだと思っている節があり。なぜか、コンビになって30年近く経ちますが、そこだけは、最初っから同じ感覚で仕事をしてて。
G-UNITもアストレイも、その僕らの感覚が満載で、正気を疑うようなロボットを次々送り出し、それをガンダムにしてくれたのが、ときたさんっていう感じですかね。
でも、G-UNITの世界観を作ってくださったり、楽しい3バカリーオーという味のある敵キャラを作ってくれたり。
突然レッドフレームの腰に日本刀をつけてくださったり、羽を生やしてくださったり。
ときたさんからのパスのおかげで、今まで生きてこれたキャラクターになってくれた、とも思っております。
本当に、感謝!
本当は、こんな長い話を書きたかったのですが、200字以内っていう話だったので、非常に表面的なことしか言えず。
ただ、阿久津さんはボケ倒した長文を珍しく用意してくれたので、結構なコメント尺を頂いてしまいました。
見本誌もいただきました!今まで色々お聞きはしていたのですが、聞くに勝る仕事の歴史と物量。
次にお会いすることがありましたら、色々教えて欲しいことがいっぱいです!

第11期、終了でございます。2023.2.28.
11期も今日で終了です。
びっくりしてます。
この会社も、ついに11年経ちました。
今年は色々ありました。大きな仕事にも関わりましたし、来年へのいろんな仕込み案件にも関わりました。
社内でも色々ありました。色々ありすぎて、年末年始はぐったりしてましたが。とはいえ、新しいスタッフにも恵まれ、会社の平均年齢もググッと下がりました。
今度入る社員に至っては、息子と1つしか年齢が違いません。僕も歳をとったものです。
目標はあと9年かな。
会社が満20年になるまでは、せめて頑張ってみよう。
と、思ってます。
あ、そうそう。12年連続年賀状企画も、来年で最後です。
これが一番嬉しいかなあ。
4月には、30年来の相棒が戻ってきて、新体制になります。
来季もよろしくお願いいたします!

3年ぶりの社員旅行です。2023.2.25.
3年目ぐらいからだったか。コロナになる前は、毎年行っていた社員旅行。
コロナになって、一度、日帰りで横浜ガンダム見に行くツアーを敢行したものの、移動のバスの中は飲食禁止、会話禁止という厳重な状態で、盛り上がりも乏しく。
去年は10周年なのに、旅行そのものを見送ったのですが。
今年は復活です。
本当は、10周年で行こうと思っていた海外旅行を今年こそ、と考えていたのですが、色々準備不足や、ちょっと周辺の事情もあり、来年に持ち越しに。
その分、今年は絶対に楽しめる旅行にせねばと、一応若手を幹事には立てつつ、自ら旅先をある程度指定しました。
そう。目的地は、おもちゃのまち、栃木!
大好物のサロンバスにて、移動頭っから宴会スタート。
そんなわけで、まずはおもちゃのまち駅にある、バンダイミュージアム。
主にバンダイの色々なおもちゃが展示されている、かなり規模の大きい博物館です。
で、昼食を挟んで、さらに立て続けに、
壬生にあるおもちゃ博物館に。ここは、当時この辺りにあったおもちゃ団地と言われる、おもちゃ工場の集まりの方々がおもちゃ工場団地の解体を受け、歴史を残すために作った博物館。中は、子供たちが実際に遊べるコーナーを中心に構成された、最高のスペース。展示されている玩具の種類、内容共に、多分、日本で最高の博物館です。
そこからいい感じの温泉旅館に。
やはり、旅といえば温泉。栃木といえば温泉。那須といえば温泉。
で、翌日。
あの伝説の、殺生石(割れてる)を見物に。
かつて、那須与一に追われた九尾の狐が封印されていたという。殺生石。近づいた動物を殺してしまうような瘴気が未だ出続けている、と言われていた岩が、先日、真っ二つに。これは。いっぺん見に行きたい。
封印の岩が破れたってことは、さて、中身はどこに…?
で、次の目的地は、大谷記念館。
かつて、その堅牢さと加工のしやすさから重宝された、大谷石。この大谷石を切り出し続けた坑道跡地が、記念展示。
まあ、遺跡、ですよね。中は、ライティングやら、謎のオブジェ展示やらで神秘的感を演出。あまりのいい感じの雰囲気に、実は、音楽ビデオのシーンやら、CM撮影やら、特撮の遺跡のシーンやらで結構皆様の目に触れる機会も多い施設。ただ、中が寒い!
あとはもう、宇都宮餃子の餃子祭りやら。道の駅で大騒ぎやらで、
東京に着く頃には、一部の剛のものを残し、かなりが眠りの世界に。
いやあ、楽しかった。
バスで大騒ぎしながら、移動先でも大騒ぎ。
騒がしい集団でした。ご迷惑をかけた方がいらっしゃったら、ごめんなさいね。
幹事くんもお疲れ様でした。
そんなわけで、来年こそ、10周年(12周年)記念、海外旅行を目指します!

あけまして、おめでとうございます!2023.1.1.
昨年は色々お世話になりました。
毎年、仕事納めにはブログを上げていたのですが。
最近忙しすぎて、なかなか対応ができず。
去年も、色々なおもちゃを皆さんにお届けできたのではないかと思っております。
今年もまた、面白いもの。びっくりするようなものを、皆様にお届けできれば、と考えております。
そんなわけで。
来年もよろしくお願いいたします!

盲虎ってコマ2022.10.10.
大ヒット中のNHKの大河ドラマ、「鎌倉殿の13人」。
私も毎週楽しくみております。
さらに、私の奥さんがさらにハマってまして。
大学で源実朝を研究していたぐらい。なので、家にもそういう本がいっぱいありまして。
ドラマを見た後に、よく関連する資料を見ていて、そんな中、鎌倉時代の史跡から見つかった当時の玩具という写真を見せてもらったのですが。
それは、将棋のコマなのですが、表記されている字が、見たことない名前のコマで。
それなりに将棋を嗜む私としては、気になったので調べました。
そしたら、このぐらいの時代に、日本独自の発展を遂げた、
「中将棋」という、今よりも遥かに多いコマの数で行う将棋があったとのこと。
調べていくと、さらには、大将棋というのもあるらしい。
それぞれこんな感じ。
まあ、細かいことは、皆さんでも調べてください。
韓国や台湾に行った時に、大陸式の将棋も見たことがあったのですが、
よもやこんな面白そうなものが日本にもあったとは。
何から知識が見つかるか、わからないものですね。
とはいえ、このコマの厨二病のような名前。
今度なんかのキャラクターに使おうっと。

サッカーボール消しゴムは宇宙です。2022.8.24.
ふと、通りすがりの文房具屋で、今流行りのカラフル消しゴムのワゴンを見つける。
一緒にいた若手の社員と物色していたところ、
もうだいぶ昔になくなったと思っていた、サッカーボール消しゴムを発見。即購入。
この仕事について20?そろそろ30年ぐらい?
とりわけ、商品のパーツ構成をすることが多い私ですが、頭の片隅にずっとあったのがこれ。
サッカーボールってのは、基本、正五角形の五つの辺全てを正六角形で囲んで閉じることで完成する多面体。
なので、概念的には、正五角形と、正六角形で作ることになるのですが、
このサッカーボール消しゴム。
基本形となる、正五角形を正六角形で囲む構造は上下にあるだけで、二層目は五角形だけの構成物。中央は六角形だけの構成物で、バラバラだと、ボールの構成物に一瞬見えない。これが、組みあわさルト、見事にボールになる。非常に美しい。
基本の構成を見せる部分では見せつつ、ダイナミックな分割で、組み合わせると、予想外の形状が浮かび上がる。子供の時、これを何度もバラしては組み立て、を繰り返してました。
この、子供の頃に感じた、組み立てていて おお!という感覚は、自分が作る商品にはいつも大事にしている部分ですね。
そういう記憶ってのは、ずっと残っているもんです。
最近は、こういう おお!を感じる物が少なくなっている気がします。玩具ってのは、いつも想像力を掻き立てて創造を湧出させるものであってほしいですね。

おもちゃショー2022開催です2022.6.15.
おもちゃショーです。
待ちにに待ちました。
大学生の頃から行ってたので、30年ぐらい通ってたでしょうか。
一度、3月のおもちゃショーがなくなり、横浜で一度謎のイベント形式で行われたやつを挟んで、
復活。それが、コロナで2年も行われず。
ついに復活です。
まだ、一般の方を入れるレベルには達しておりませんが、
来年にはきっと。
今からワクワクです。
仕事が手に付かないー!

アストレイズ、10期終了です。2022.3.1.
今日で、アストレイズ10期終わりました。
阿久津ともう一人で3人で、小さな会社のお隣を借りて細々と始めた小さな会社も、今や13人の大所帯になり、
フロアも2フロア使う規模になってしまいました。
それが正しかったのかどうなのか、よくわかりませんが、流れるまま、お客さんの要望に答え続けてこうなってしまいました。
いろいろありましたねー。本当なら、コロナさえなければ10周年海外旅行!とか豪気に行きたかったのですが。
まあ、今のスケジュール感考えると、それどころじゃなかったですけどね。
会社は15年続くと本物、と、会社を作った時に聞きました。
自分の一番大事な目標にしてますので、まだまだ先へ続けていきます。
その上で、次の10年の目標は、誰かに会社を継がせることですね。
代替わりができて、初めて、会社は本物になるのじゃないかって。これは、僕の考えですが。
なので、次の10年は後継を探すことですね。
それで、誰かに継がせたら、普通の企画マンとして、楽しく責任なく仕事してきたいですね〜。

あけましておめでとうございます。2022.1.1.
皆さま、あけましておめでとうございます。
2022年。会社も今年で満10歳を迎えます。
いっそ、社員旅行で大々的に海外にでも!と考えていたのですが、
このコロナの中、弊社外人選手を国に返すこともできない現状、
なかなかねえ。
おもちゃ買いに行きたい…!
そんなわけで、新年。
気持ちも入れ替えて、かつ、終わっていないいろいろな仕事も残ってますので。
アストレイズ一同、頑張ります!
ちなみに今年の年賀状です。この思いつきで始めた、12年連続企画。
まさに血を吐きながら走り続けるマラソンも後2年。ここまでくると、完走したいですね。
以下、せっかくなので、写真、もう少し上げておきますね。
虎状態。
変形時、縞が抜けます。
変形途中。尻尾はつけたまま変形します。
ロボット状態。尻尾が鞘と剣になったのは、試作担当のアレンジ。
人が多く関わることで、物がより良くなる。それが、弊社の物づくりの味です。
