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2018年4月の投稿一覧

行きたかった!広州玩具見本市!2018.4.10.

今、アジアの玩具市場がアツい。

アツい市場は大好きです。

様々なメーカーがしのぎを削りあって競い合う感じ。

そんなマーケットが好きな私。

だいたい、おもちゃなんて、博打屋のやる仕事なのだから、堅実な成長とか、そんな事言ってたら、つまんないですよ。

と、計算尽くで、予定通りの売り上げで決算を終了したどこかの社長がいうわけです。

で、話は変わって、弊社には、有能な新人デザイナーがいるのですが。台湾人の。

彼のおかげで、台湾の方と話をさせていただいたり、さんざ渡航させていただいたりと、助かっているのですが。

そんな、妙に顔の広い彼の中国人の知り合いというのがいるらしく、この4月にある広州の玩具見本市に一緒にいかないかと

お誘いを受けまして。

とはいえ、日曜発進、月曜日深夜帰りの特急便。

しかも、仕事の合間を縫って。

ちょっと、不可能に近い。

それをなんとか、必死で調整できないか画策していたのですが。

そろそろ、飛行機とか宿の手配をせねば、と、そもそも1週前ぐらいに、慌て始めた時に、

ふと彼から、

「あ、僕のパスポートじゃ、中国に行けない!」

ホワッツ?!

なんでも、不法旅行者扱いで、逮捕されるのだそうだ。

そうだよね。中国は、台湾の独立を認めてないわけだから、子供銀行券で買い物するみたいなもんですよ。

なるほどねー。

なるほどねー、と言ってる場合じゃない。

慌てて、いくつかの方法があるってんで試してもらう。

曰く、中国大使館に出頭して、いやあ、さすが中国っすよ、とゴマすると、渡航許可もらえるんだとか、他にもいっぺん台湾に戻るんだとか。色々。

ちなみに究極、一瞬で解決する方法ってのがあって、中国人になること。

これは、簡単にできてしまうらしい。

とはいえ、そんなことのために、自分の生まれた国を捨てるってのはバカバカしすぎるし。

確かに、国という線引きは、実は曖昧なものだと思う。

アフリカで、電線を含む、ライフラインが繋がったまま、独立したって国にも行った。

ビクトリアの滝につながるザンベジ川の上にある橋の真ん中の国境を走って超えたこともある。

そんなアフリカにいた時は、確かに日本人は名誉白人だ、とか言い張っていたが、白人、黒人、カラード、黄色人種でザックリ分類だ。

あんまり日本人だからって感じたこともない。

でも、日本という国籍に守られて、自分が存在していることに変わりはないんだなーという実感。

なるほどねー。結局、国籍っていうものがあって初めて、世界中に行くことができるってワケですよ。

考えてみれば、アパルトヘイトってのも、差別するではなく、人種隔離政策、なわけで、有色人種には国籍を取得させないって法律なわけで。就労ビザが取れない、選挙権がない。だから、隔離。

名誉白人ったって、日本人も一緒。渡航ビザできているので、長い出張みたいなもので、だから、僕も五年で帰ってきたのだし。

国籍がなければ、権利がない。

そこには、別の国に行く権利すら、ないという恐ろしい事実。

そんな諸々を考えて、彼に無理はさせられないと思い、今回は、渡航を断念。

でも、中国語が喋れる彼と一緒であれb、別の見本市など、まだまだ見れるところがありそうだし。

次回は、もう少し計画的に、中国へ行くぞ!

でも実は、最大の問題は、二人とも喘息持ちだってこと。

果たして中国の空気の中で、生きていることができるのか。

そこが新たな問題になりそうです。

 

 

 

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