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玩具の善し悪しと言うのは…2015.5.3.

玩具の善し悪しと言うのは、基本、一発で判る突出した価値観に基づく。

というのが、私の持論です。

つまり、一言で言えるコンセプトが面白いかどうか、が全てです。

ですので、申し訳有りませんが、固定ポーズのフィギュアは、あまり興味の対象になりにくいです。

それこそ、キャストオフします、の方が判りやすい。理屈で理解できるから。

同様に、ぬいぐるみ、というのも、いまいち評価の対消費ならないので、普段、買う事は滅多に有りません。

でも、ぬいぐるみであっても、突出した価値観を持つ場合が有ります。

前にも、ひっくり返すと、モンスターボールがポケモンになる、見たいなヤツがあって、ひょいひょいと買った記憶が有ります。

そんななか、何のギミックもないけど、その突出したコンセプトから、どうしても欲しかった物を、このたび購入しました。

それが、これ

「ダイオウグソクムシ特大ぬいぐるみ」。

判るでしょう。欲しくなるの。

このゴールデンウイークを使って、沼津の深海水族館に行って、買ってきました。

いやいや、深海水族館は、そもそも行きたかったのですよ。

やっぱり、生きてるの見たいし。

目玉展示の、シーラカンスの冷凍標本に関しては、そもそも、子供のときに、シーラカンスの地元に近い、南アフリカのプレトリアの国立博物館で標本を見た事が有ったので、それほどのインパクトは有りませんでしたが。

プチ自慢。

閑話休題。

まあ、ぬいぐるみってのは、カワイイものです。

それに対して、巨大ダンゴムシである、ダイオウグソクムシは、キモチの悪い物です。

その気持ち悪さを、しかも、その最大の特徴である大きさをそのままに、やたらリアルに再現しているのが、この、ダイオウグソクムシ実物大リアルぬいぐるみなワケです。

いやあ、キモい。

裏側とか、たまらん。

でも、このサイズは、それこそ、ブロー成形でもしない限り、成型品ではまず再現できないでしょう。

それこそ、ぬいぐるみならではの企画、というワケです。

まあ、ブローを使って、ジャンボマシンだーダイオウグソクムシ、とか、HY2Mダイオウグソクムシとかいう企画を誰かが通してくれれば、別ですが…。

ただ、形状のリアリティを追いかけると、甲殻類と言うのは非常に繊細な形状をしておりますので、成型品だと、どこまで再現をするか、塗装をどうするか、可動をどうするか考えると、切りが有りません。

だってアイツ、背泳ぎが基本なんですよ?

って事は、遊泳状態のディスプレイの為の専用スタンドとか考えなきゃならないじゃないですか。

そりゃあもう、いくらの商品になるか判ったもんじゃない。

そこで、ぬいぐるみですよ。

段々になっている背中は、きっちり隙間も再現。手が入ります。

触覚も長く、目はそこだけ毛足のない布で妙にリアルに再現。

さっそく、宿泊先のホテルで、息子が枕にしてました。

いいですね。ダイオウグソクムシ。

江ノ島の有名になった絶食グソクムシは、展示ブースも狭く、大きさも小さめでまあまあでしたが、沼津のヤツは、普通の日本近海に居るグソクムシと一緒に大型の水槽にディスプレイされていて、その大きさの差が歴然と判る感じで,非常に良い。

あのオーバースケール感と、何と言っても、深海での集光の為に大きくなった黒目が魅力です。

みなさんも機会があったらぜひ。

魚も美味いし。

おいでませ沼津。

と、宿泊先の熱海よりのメッセージです。

ちがうじゃん…。

 

 

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