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一番好きなプラモデル。2015.5.27.
プラモデルに関する仕事をよくしております。
元々そんなディープなモデラーではないのですよ。塗装だって、仕事についてから本格的に覚えたのですし。ぶっちゃけ、ボンボンの連載で鍛えられましたけどね。
あれから20年。
ぶっちゃけ、オンタイムのホビー部さんのキットはほとんど組み立てているのですが、1200体以上のプラモデルを作って来た中で、一番好きなプラモデルは、と聞かれると、実は、あります。
自分のデザインしたキャラクターのガンプラや、間接的に、ないしは、様々なパートで関わって来た商品たち、様々有りますが、そんなものは、どうでもいいのです。
自分が関わった商品が一番好きなんて、そんなヤツは気持ちが悪いですよ。
さて、そのナンバー1は、実は、コレ。
パロチェンマン、大魔神。
今日、自宅に到着。嬉しくって、顔がほころんでしまう。
昔、作ったのですよ。このシリーズが好きで好きで。
というか、ロボチェンマン。
このシリーズが好きで。
そのうち、スピンオフのパロチェンマンにも手をつけて。
とはいえ、日本に帰国したばかりの中学生当時。
こういった物は、あまり気にせず、親戚の子供に上げちゃっていました。
そんな中、最近どうしてももう一度作りたくなって。探しまくっているのですよ。
で、いくつか入手していく中、ようやく,一番欲しかったコイツに到達しました。
それが、この、「パロチェンマン大魔神」
なにが良いって。
このシリーズ、初期のBB戦士よりも小振りなフォルムながら、イロプラ使用で、そのランナーも、キャラクターのシルエットをイメージしたレイアウトで、組み立ても楽しい。その上、共通ギミックとして、プルバックゼンマイを搭載していて、走行モードになって走行が可能なのです。
だって。
チョ○Qダグラ○のパクリだし…。
ああ、このシリーズも好きですよ。というか、大好きです。
実は、一つだけ、自分で手がけたアイテムも有るんです。
ディフォルメキャラクターが変形して、プルバックカーになる。
特に、ロボチェンマンと違って、こちらのシリーズは、変形前には、プルバックが全く見えない構造になっています。
素晴らしい!
でも、ロボチェンマンも、大方、足を前に投げ出して、バックパックにプルバックが入っている、というパターンなのですが、
中には、別の変形を試みる物や
キャラクターの特徴を上手く使って、走らせるヤツ。
さらには、劇中の変形に似せようとする物まで。
では、この大魔神はどうかというと。
基本走行は、足を前に投げ出すタイプ。所謂、つまらない方。
というか、パロチェンマンは、大概これ。
しかも、シリーズ全体ですが、ロボチェンマンと違って、成形色は1色。
ですが、その分、射出ギミックなど、プルバック走行以外に1ギミック必ず搭載されているのです。
その上で、この大魔神のギミックが、これ。
左腕を下から上に上げると、自動的に顔が回転。
怒りの顔に。
まさに、大魔神、怒る!
このサイズで、なんと、ギアレーションをつかったギミックを搭載しているのです。
素晴らしい!すでに、ロストテクノロジーとも言えましょう。
こういうのですよ。
だって。この商品スキマがない。
足は走行用のコロを、しかも走りやすいように金属シャフトで組み込み。
股関節は、前に出す為に大きく切り欠かれ、後ろ側にはプルバックを押し込んである。
で、その上側の空間は、すべてギアギミック。
いやあ、いいですねえ。スキがない。
こういうプラモデルは、いいですね。
ワクワクします。
最近、プラモデルを作って、ワクワクしていますか?
僕は、キャラクターの形にしかならないプラモデルや、なんだかパーツがいっぱい付いていて、抜いて付け替えると何かの形にもならなくない、見たいなプラモデルは、ワクワクしないですね。
どうなるか判らない変形を組み立てたり、どうなっているか判らない機構を組み立てたりする。
それが、ワクワクするプラモデル、な感じがするんですよね。
まあ、主観ですけどね。
