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なんか、ひどく感動しました。2016.6.5.
リアル號斗丸。
知っている人は、コミックボンボンの読者だった人たち。今もう、30歳ぐらいでしょうか。
近年、中国で、独自のプラモデルが作られる事が増え、オリジナルな物も有るのですが、ガンダムのキャラクターの中から、向こうで人気のあるキャラクターを独自に商品化する事も増えて来ています。
まあ、所謂海賊版ですね。
違法な物です。
とは言え、仕事がら、色々チェックもしている訳で、中には、ああ、コレ欲しいなってものも結構有ります。
実際に、買って作ったりもしてるんですけどね。
で、そんな中。
リアル號斗丸。
海外のキットには、インジェクションキット以外にも、キャストとインジェクション関節を組み合わせるような物や、キャストパーツで既存商品の外装を作ったりする物が有ります。
そんななか、メタル製のフレームを搭載して、自在にアクション可能なキャストキットっていう新しいカテゴリーの商材として行きなり発出しで選ばれたのが、このキャラクター。
でもこいつ、そもそも、出自は、プラモウォーズの作例ですよね。
こんなものが、20年も立って、キャストキットとはいえ、プロパーの商品になるなんて。
で、なんでこんな話をしているかと言うと。
これ、ボクがまだ、学生のときに作った作例なんですよ。
まだ大学4年生の時。前の会社に夏休みにバイトで入って、内定をいただいた状態で、卒業制作に挑んだのですが、それこそ、その休みのバイト代が安すぎて(笑)卒業制作後、スッカンピンになっちゃったんですよ。それで、なんか仕事ないかって、会社に行って、試作品の仕事を2、3貰って。
で、そんなとき、コミックボンボンで新しく始まるプラモデルマンガの作例を頼まれていて、お前もやってみないかって言われて。
最初に作ったのが、ドラゴンガンダムベースの、龍系のパーツでまとめた機体。これは、最初にマンガに登場したんじゃないかな。
で、その後が、添付の2体。デビル大将軍は、なんだか別の人が考えた事になっていて、ああ、そういう世界なんだなって実感した覚えが有ります。
このあたりが気に入られて、バンダイに呼び出されて。もう少し色の勉強をしなさいって言われて。
で、それから3年。長谷川指導員と二人三脚で。
楽しかったですね。
そんな作例が、商品化。まあ、当然そのままではないですので、あくまでインスパイアって事なんでしょうけど。
でも、嬉しいですよ。
まあどっちにしても、違法なんですけどね…