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元祖、エフェクトパーツ2014.1.21.
昨今、フィギュアやプラモデルに付属しているエフェクトパーツ。
そんな、具体的な形を持たない物を立体にする商品ってえのは、何時頃から作られたのだろうか。
よく言われるのは、海洋堂さんが作る様になった、「ビネット」というタイプの商品での造型表現が、普及させた要因ではないかと言われていますが。
そんな真面目なネタを振りつつ、僕は、これだと思います。
バードアタック トライダーG7
クローバー製ダイカスト。
なんと、1980年という年代に、光の鳥と化して相手に突撃する、トライダーG7の必殺技をイメージした、クリアーのバードアタックパーツを、一部金型を回収したスタンダード盤のG7に付属させた、いわゆる中価格帯商品。
しかも、エフェクトパーツには、可動軸が存在。
鳥の形状を自由に変更が可能。
背中に取り付ける事で、必殺技を再現!
すげえ!
当時、1年に1キャラクターで展開してたテレビシリーズに置いては、低価格のスタンダードな合金トイと、劇中のギミックを再現した大型のフラッグ商品の間に、メーカー個々でそれぞれのアイデアで作られた、様々な中価格帯商品がありました。
で、ここが一番面白い。
フラッグ商品は、やはりコレクター冥利に尽きるので、一通り揃えているのですが、昨今は、この中価格帯商品を掘り返すのが楽しくて仕様がない。
タカトクの、独自変形ロボシリーズや、クローバーの錯綜する商品の数々。
そんな中、作られたのが、この「バードアタック トライダーG7」。
つまりは、同じキャラクターに、新しいアイデアを与える事で、価値観を新たに作り出さねばならなかった当時の企画マンが思いついた、画期的な商品な訳です。
今から35年も前に、「エフェクトパーツ」というアイデアに辿り着いた、当時のオモチャマンの発想力に、感動しつつ。
ああ、我々現代の開発マンは、まだまだ頑張らなあかんなあ、と思う訳です。
さあ、次は何を開けて、感動しようか。
そんな、話。