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浅草キッド2023.8.6.

ケーブルテレビの更新で、NETFLIXが 見れるようになったので、前から見たかった浅草キッドを視聴。
なんだかひたすら刺さりまくる物語に、途中で気付いた。
この師匠、なんか、自分の師匠M氏に非常に似ている。
ものの考え方、教え方、口の悪さ。特に口の悪さかな。
で、自分自身か先日社員に説教(指導)をしているときの、教えようとしている内容が、すごく受け売りで、口調までそっくりになっていたことに気づき、それがまるで、師匠の口癖まで受け継いだたけしみたいだと。
思えば、ちょっと前まで、年末の番組で。たけしが若手のネタにダメ出しをする番組があり、そのダメ出しが、「笑いを見ようとしていないお客さんを引き込まないと本当のお笑いじゃない」と伝えようとしている事に気づき、それが、たけしのお笑いの原点なんだって。
だから、この映画の中で描かれているのは、まさにそれを覚えていく部分で、それが、おもちゃ業界に入ったばかりの自分と、自分を育ててくれた、とんでもない師匠と重なったんですね。
思えば、まだ学生の時に、プラモウォーズの2つ目の作例で、指導するからこい、と言われて、単身バンダイに行って出会った師匠。
学生を一人でクライアントに行かせる会社もなんだかすごいんだけど。
お前の色は、地味すぎて子供向きじゃない、もっと原色を使え!原色の組み合わせ方を学べ!色々なカラーサンプルをファイリングして自分のものにせよ!と、初っ端から厳しい指摘をいただき、連載を通じて、いろんな色のパターンを試して研鑽したものです。
いっときは、バンダイに直接通って直に部下として半年を過ごし、事業部を離れた後も、色々な事業部で一緒にいろんな商品の立ち上げをお手伝いさせていただき、そして、ある時、「よし、お前は今日で卒業だ!次はお前の部下をよこせ!」と。
それで、弟分を差し出したのですが、「卒業」、の2文字をもらった時の嬉しさと、悲しさは、今でも忘れられません。
もう、指導してもらえないのか、業界で15年、師匠だった人から放逐された喪失感は、なんとも心細いものでした。
そんな思い出が走馬灯のように思い出される映画でした。
とりあえず、説教(指導)の時以外は、ああいう口調にならないように気をつけよう。なんせ、コンプラアウトの人だったからなあ…
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