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エキスパンダゴン。パンダの怪獣では有りません。2016.11.6.
凄く昔に、ああ、買いたかったなあ、あれ。という商品が沢山有りますよね。
これが、キャラクター物だと、今の時代、いろんな方法で入手が可能なのですが、ネット販売が主流になる前に発売された一般玩具の場合、中々入手する手段も無く、あきらめざるを得ない事が多いのです。
そんななか、17年ほどの時間を超えて、ようやく手に入った憧れのアイテム。
それが、この、HOBERMAN社のブロックトイ。EXPANDAGONの、Gro-bot。
このブロックにであったのは、その昔、若かりしとき、とある人に招待されて、ニューヨークトイショーに行った事が有るのですが、そのときに出会いまして。
これ、フレームボールって、ご存知でしょうか。
転がすと、拡大するボールのオモチャ。よく、ファミレスとかにありますよね。
これを、ブロックにした物,と言うのが、このEXPANDAGON。
Chuck Hobermanなる人が発明したシステムによって、二叉、三つ又、四つ又のユニットをフレキシブルジョイントで接合する事で、一カ所を動かすと一気に拡大するユニットをくみ上げる事が出来る。
これは凄い!感動しましたよ。ぶっちゃけ、目から鱗ですし、ブロックオモチャ好きとしては、こんな発送は無かったと、即、基本セットを1セット購入して帰ったのですが。
日本に帰って、色々組み立てて堪能しつつ、箱に入っていたカタログを見たところ、どうやら、モーターユニット付きの商品が有るらしい。つまり、この伸長、収縮を、電動で行ってくれると言うのだ。
なんと…!
とは言え、当時はネットで購入という発想も無く、ニューヨークに住む姉に頼もうかと思ったのですが、そもそも理解も得られず、完全にあきらめきっていたのですが。
有るんですねえ。先日、偶然、YAHOOショッピングで見つけました!
これです。これ。
で、早速購入。で、ようやく手元に到着!
ただ、如何ですねえ。
17年と言う時間は、期待値を上げ、逆に、プラスチックの硬度を下げるのです。
まず、伸長、収縮の運動に関しては、さすがに当時のモーターユニットですし、玩具の専門メーカーでもないので、クラッチが有る訳でもなく、開ききったら自分でスイッチを切り替えて、閉じる方向にしなくてはならない。
で、その伸長運動を使って歩かせようと言うハラなのですが、その動作に、経時劣化したプラスチックが耐えられず、早速何カ所か折れてしまい…。
修理をする手も追い着かず、こちらの気持ちがリタイア。
悔しい。もう15年前にぐらいに出会いたかった!
でも、感動は変わらず。オモチャとしての楽しさは、期待通り!
こんな感動できる玩具、中々出会えないですよ。
やはり、玩具は発想力だなあと、しみじみ思います。