株式会社アストレイズ
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ニート生活2019.5.7.

空前絶後の10連休である。

旅行大好きな私としては、どこに行ってやろうか、という気持ちである。

しかし、息子は受験生。私立の進学校の息子は、受験対策のための、大量の宿題を持って帰っている。

せめて、2日ぐらいは遠出を、と家族で協議したのだが、発言権のない私の意見は却下され、行楽は1日のみ。

なのに、途中、嫁さんの実家に一泊することが決まる。釈然としない。

とはいえ。

仕事もそれなりに持って帰っている。

ペース配分をしながら、うまくやっていこうと考える。

しかし、自宅ってのは、魔力がある。

撮り溜めしていたバラエティーを見る。

皇室の行事を見る。

溜まっていた映画をみる。

そんなことをしながら、ゴールデンウイークが長いんだからって、貯めといた大物のプラモを作る。

仕事は、少しラフを描いたぐらい。

書類仕事やお金関係の仕事も持ち帰ってあって、

ちょいちょいやっていこうと思う。

だが。

朝起きる。

プラモ作る。

家族が起きてきて飯を食う。

プラモを作る。

夕方になる。

焦る。

ちょっと買い物に行く。

夜のテレビが始まる。

夜飯を食う。

一応、仕事関係のトラブルもあったので、対応したりはしたんですよ。

などなど、やっているうちに、10日間ってのは、飛ぶように過ぎて行く。

結局、嫁さんの実家に行く前後の電車で、書類関係の仕事を。

嫁さんの家で、緊急案件の仕事をこなしたり、自宅じゃないと、いろいろやるんです。

でも、家はダメですね。

明日やろう。今日はいいや。

ああ、ニートって、こんな感じでハマって行くんだろうな。

妙な納得をするわけです。

なので、結局、残り2日で仕事を片付けることに。

イメージ的には、

通常土曜日運転で掃除をして。

通常日曜日運転で、経理関係の仕事をして。

通常月曜日運転で、イラストの仕事をする。

どっちかってえと、リハビリですね。

なぜ、通常運転に戻れたかって?

プラモがなくなったから、ですね。

ザッツシンプル。

昨年はありがとうございました。今年も、よろしくお願いいたします。2019.1.6.

昨年はありがとうございました。

昨年末は、なんだか毎日バタバタしてしまって、ブログはあげられないは、なんだらで、そのまま終わってしまいました。

で、あけまして、2019年です。

弊社も2月でおかげさまで7期終了。で、8期突入になります。

会社も年末に新人を迎え、ついに12人の大所帯に。飲みに行った時のコストも桁違い。

今まで以上のパワーで、頑張っていきたいですね。

よろしくお願いいたします!

そんなわけで、今年の年賀状の、元のイラストをここに貼っておきますね。

年賀状を見ている人は、この先を見ている感じになります。

それでは、よいお年を!

行きたかった!広州玩具見本市!2018.4.10.

今、アジアの玩具市場がアツい。

アツい市場は大好きです。

様々なメーカーがしのぎを削りあって競い合う感じ。

そんなマーケットが好きな私。

だいたい、おもちゃなんて、博打屋のやる仕事なのだから、堅実な成長とか、そんな事言ってたら、つまんないですよ。

と、計算尽くで、予定通りの売り上げで決算を終了したどこかの社長がいうわけです。

で、話は変わって、弊社には、有能な新人デザイナーがいるのですが。台湾人の。

彼のおかげで、台湾の方と話をさせていただいたり、さんざ渡航させていただいたりと、助かっているのですが。

そんな、妙に顔の広い彼の中国人の知り合いというのがいるらしく、この4月にある広州の玩具見本市に一緒にいかないかと

お誘いを受けまして。

とはいえ、日曜発進、月曜日深夜帰りの特急便。

しかも、仕事の合間を縫って。

ちょっと、不可能に近い。

それをなんとか、必死で調整できないか画策していたのですが。

そろそろ、飛行機とか宿の手配をせねば、と、そもそも1週前ぐらいに、慌て始めた時に、

ふと彼から、

「あ、僕のパスポートじゃ、中国に行けない!」

ホワッツ?!

なんでも、不法旅行者扱いで、逮捕されるのだそうだ。

そうだよね。中国は、台湾の独立を認めてないわけだから、子供銀行券で買い物するみたいなもんですよ。

なるほどねー。

なるほどねー、と言ってる場合じゃない。

慌てて、いくつかの方法があるってんで試してもらう。

曰く、中国大使館に出頭して、いやあ、さすが中国っすよ、とゴマすると、渡航許可もらえるんだとか、他にもいっぺん台湾に戻るんだとか。色々。

ちなみに究極、一瞬で解決する方法ってのがあって、中国人になること。

これは、簡単にできてしまうらしい。

とはいえ、そんなことのために、自分の生まれた国を捨てるってのはバカバカしすぎるし。

確かに、国という線引きは、実は曖昧なものだと思う。

アフリカで、電線を含む、ライフラインが繋がったまま、独立したって国にも行った。

ビクトリアの滝につながるザンベジ川の上にある橋の真ん中の国境を走って超えたこともある。

そんなアフリカにいた時は、確かに日本人は名誉白人だ、とか言い張っていたが、白人、黒人、カラード、黄色人種でザックリ分類だ。

あんまり日本人だからって感じたこともない。

でも、日本という国籍に守られて、自分が存在していることに変わりはないんだなーという実感。

なるほどねー。結局、国籍っていうものがあって初めて、世界中に行くことができるってワケですよ。

考えてみれば、アパルトヘイトってのも、差別するではなく、人種隔離政策、なわけで、有色人種には国籍を取得させないって法律なわけで。就労ビザが取れない、選挙権がない。だから、隔離。

名誉白人ったって、日本人も一緒。渡航ビザできているので、長い出張みたいなもので、だから、僕も五年で帰ってきたのだし。

国籍がなければ、権利がない。

そこには、別の国に行く権利すら、ないという恐ろしい事実。

そんな諸々を考えて、彼に無理はさせられないと思い、今回は、渡航を断念。

でも、中国語が喋れる彼と一緒であれb、別の見本市など、まだまだ見れるところがありそうだし。

次回は、もう少し計画的に、中国へ行くぞ!

でも実は、最大の問題は、二人とも喘息持ちだってこと。

果たして中国の空気の中で、生きていることができるのか。

そこが新たな問題になりそうです。

 

 

 

久しぶりに、気になるオモチャ2018.3.5.

最近更新の少ないこのブログ。

個人的にやっているFACEBOOKがあるせいで、さすがにSNSを2本同時に転がせるほど、

器用ではないのが、情けないところです。

で、久しぶりに、気になるオモチャ。

とは言っても、購入したのは、多分一年近く前で、

新しい出力機を会社に入れた時にはすでに亜sったので、もっと前からあったかもしれない。

色々開けたいオモチャが多く、箱が大仰だったせいもあり、なかなか開封できなかったs代物

とはいえ、会社もどんどんおもちゃが増えて、色々片付けないといけなくなってきたので、

えいやっと、開封してみたのが、これ。

韓国のメーカー、YOUNGTOY Sさんの「ファイヤーロボ」シリーズの、多分メイン商品、

「タイタンギアーセット」

YOUNGTOYSというと、ここでも前に紹介した、TOBOTやBIKLONZなどが有名ですが、

この「ファイヤーロボ」は、レスキューモチーフの、なりきり玩具をメインにしたシリーズで、一応ロボっぽいやつもあるのですが、メインは少年たちが使うツールや、身にまとうギアで、

合体する大型武器などは、まさにレスキューヒーローのアレを彷彿とさせる気持ちのいいサイズ感。

ロボはまあ、オマケみたいなもんですねー。

で、このタイタンギア。

今まで見たことのない、斬新なアイデア。

通常は、大型のトレーラー。まあ、消防車、なのでしょうか。

で、こいつが…

こんな感じに分離。で、

これ一個一個が、なりきりギアに、

フロントは、ヘルメットに。結構かっこいい。

ボディは2種のベルトバックルに。

ボディ上部はガントレットに。

ラックを引くと、ガントレットについているドローンヘリコプターが飛翔。

これ一式が、トレーラーに合体するわけです。

新しいでしょ。

ビークルトイが、なりきりに分離。自分の身に纏うのです。

しかも、各パーツのロックがよくできておりトレーラー形態の保持も完璧。

ベルトのパーツも、内側に専用ジョイントで止める形で、ヘリコもロックがあり、ラックも取り付け可能で、全てオールインワンになっています。

とは言え、韓国のマーケットを見ていると、ヒット商材は、セカンドシーズン、サードシーズンと続くのですが、1シーズンで終わっているところを見ると、あまり当たらなかったようで…。

難しいですねえ。

企画としては、素晴らしいと思うのですが。

果たして、商品がダメだったのか、コンテンツがダメだったのか。

でも、こう言ったチャレンジャブルな商品がどんどん出てくるあたり、やはり活気のあるマーケットは楽しいですね。

 

 

2018年、スタートです!2018.1.5.

あけましておめでとうございます。

2018年仕事始めです。

すぐに、3連休なんですけどね。

今年はどんな年になるのやら。

この2月の決算を越えれば、アストレイズはなんと、7年目に突入になります。

先が見えないこの仕事を、楽しいと感じるのか、それとも、恐ろしと感じるのか。

僕は、不幸なことに、ワクワクしちゃう側の人間なので。ワクワクしながらの新年スタートです!

みなさま、ご贔屓に、よろしくお願い致します!

おまけとして、今年の年賀状は、こんな感じです。

来年は、ついに、本格的に設計に入ることになってます。

この12年連続年賀状企画も、本当に果たして完走するのか。

ドキドキしますねっ!

魂NATION2017開催!2017.11.29.

毎年、そんなシーズンがやって来ました。

今年jはそれでも、いつもより1ヶ月遅れ。

魂NATIONでございます。

今年は10周年。

スペシャルイヤーでございます。

なので、今まで同様の展示もありますが、全く新しい展示もいっぱい。

おかげさまで、色々と作らせていただきました。

その納入の今日。ずっと立ち仕事な上、アキバと会社を最終的に2往復することになり、だいぶ、グッタリとした感じです。

でも、やりきった感はありますね。

なので、明日のプレス、内覧会、プレビューナイト、

で、金曜からの一般公開と、色々公開されていきますので、

お近くの方は是非、お足をお運びください。

では。

ブームは回る。2017.7.17.

前のブログから随分開いてしまいました。

ちょっと、色々調べたいおもちゃがあって、まとまったら書こうと思っていたら、思ったよりも奥が深く、調査が長引いてしまいまして。

で、今日は、そのついでにちょっと色々面白い物を入手したので、別の事を書こうかと。

近年、本格的なプログラミングロボットがブームです。

子供の学習用等のコピーで売られる、それなりに高額なロボット玩具達。

さらには、スマホのアプリと人工知能を連動させたこんな物まで。

逆に、スマホをリモコン代わりに、コントロールからプログラムまで、インターフェイスとして活用する、しかもキャラクターの玩具も、一つのムーブメントを作っていると言える。

こういった玩具を、現在タカラトミーさんから、オムニボット+シリーズとして、複数展開中。

この「オムニボット」という名前は、実は、1985年代に起こる、所謂キャラクターではないロボット玩具ブームの中心的な存在であった、名作玩具に由来します。

そもそもの起こりは、1983年に流された、ニッカウィスキーのCM。

マイルドロボという名前でその後、バンダイからシリーズ化されて発売される事になるロボットが登場するんです。

で、こいつをバンダイが商品化。

超合金からボードゲームまで。キャラクターとして様々な玩具を展開。

で、同時期1983年末に、トミーから、KI•KU•ZOというロボットが発売。

ボイスコントロールを謳ったこのロボットが、予想外にヒット。

で、この手のロボットのブームが訪れるわけです。

トミーは立て続けに、姉妹機YU•U•ZOを展開。

で、1984年に、初代、オムニボット39,800円を発売。

玩具としては破格の値段です。

当時まだ、家庭用コンピューターがマイコンと呼ばれていた時代。

プログラムを書き込むデバイスは、なんとカセットテープ。

こやつ、胸にカセットデッキが着いていて、プログラムしたルートを走行し、任意の場所に荷物を運んだりできるという代物。

で、その翌年のオムニボット2000まで、色々なタイプが発売され、一大ムーブメントになる訳です。

当然、玩具の世界では、フラッグシップが存在すれば、対抗馬、そして、後追いが発生するのが業界の常。

当時バンダイでは、海外の商品の引き物を中心としたマミート事業部という事業部が有り、

そこから様々なロボット玩具が生み出されました。

RCでバトルするコスモボーイ。

ロボテックシリーズは、組み立て式の機能ロボットシリーズ。

ちょっと違うけど、RKは、ジャイロ効果でRC2足歩行するロボット。

などなど。

当時まだ強かったヨネザワからは、妙にデカいロボットエミリオが。

同じくヨネザワのこのパルボットなんて、誰かにそっくりだ。

さらには、サンライクさんのこんなやつ。

ロボ太。この辺になってくると、だいぶダガング感が出てくる。

で、今回入手したのは、この辺。

なんだかワクワクするラインナップです。

そんなワケで、こういうムーブメントがあった、という話なんですが、

重要なのは、フラッグシップだったオムニボットは、確かに非常に高額な玩具だったのですが、その後の出た商品は、大きくても安い、ないしは、機能をシンプルにして低価格にした物が多く、当時赤外線コントロール、所謂IRなど無いので、RCかリモコンか、なのですが、当然、リモコンにする事でコストダウンをする商品が非常に多かったのです。

というのは、オムニボットが目指したのは、本物感。でも、他の商品が目指したのは、本物が存在するからこその、単機能特化による所謂、低単価派生機。それは、実は、本来の意味での玩具の有り様と言っても過言ではありません。

本来、玩具ってのは、本物が存在し、それを手に入れ安い価格で手に入れる事が出来る、ニセモノを作る商売なのです。

車の代わりにミニカー。すでに居ないからこそ、恐竜の人形。で、TVのキャラクター。

その、本物の機能を抽出して、取捨選択するか、特化させる事で、玩具は玩具になるのです。

ですから、本当にプログラムできる、とか、そういうのは玩具ではない、と僕は考えてしまうんですね。

たしかに、スゴイと思うのですが、スマホでコントロールって、スマホが無い人はどうしろって言うのだろうか。インターフェイスも含めると、一体いくらの商品なのだろうか。

近年、特にアメリカでムーブメントになり、日本に次々導入されるこういった多機能ロボット玩具が、さも新しい玩具として紹介されるのを見ると、ちょっと考えてします。

それは、本当に玩具なのか。

最初の一つは良いのです。ブレイクスルーの為には、必要なイノベーションと言えましょう。でも、次々と高額多機能が出てくるのは、違うと思うんですよね。フラッグシップが存在し、それが高額すぎて買いにくいからこそ、そこにニセモノの入り込む事が出来、それが新しい玩具の市場のニッチーを生み出すのだと思うのです。

より高機能は、玩具ではない。

僕は、どうしてもそう考えてしまうんですよね。

当然、それそのものには価値があり、ニーズがあり、市場が有るのだから、存在を否定する訳ではない。

でも、それって、TOYでもオモチャでも、玩具でもない別のカテゴライズにはまるべきでないかと思うのです。

そう、玩具って、もっと楽しくてバカバカしいものであって欲しいと思うのですよ。僕は。

 

 

聖地巡礼2017.5.7.

プラモデルは「静岡」。オモチャは「栃木」。

土地その物の名前が、業界の用語になっている。言わずと知れた、生産拠点です。

とは言え、「静岡」はそのままプラモデルの生産拠点として残っていますが、「栃木」には、もう玩具の生産拠点は残っていません。

ちょっと前までは、それでも、バンダイの設計部門が残っていたのですが、今はそれも本社に合流し、残っているのは、かつて玩具の生産拠点だったが故についた地名、「おもちゃのまち」と、その為に付けられた駅名、「おもちゃのまち」駅。

ゴールデンウィークを利用して、脚を運んでみました。

元々いた職場では、メインが食玩、プラモ、景品がメインで、微妙に一般玩具からずれていて、静岡に行く事は多々あっても、この土地に来る事はありませんでした。

元々は玩具業界の工場、及びそれを取り囲む工場団地があったらしいのですが、今はすっかり、なにもない住宅地。

まだ僕が若手の頃は、それでも、ここにバンダイの工場は残っていた筈で、今ここに有るのは、

バンダイミュージアム。前は軽井沢にあったのですが、こちらに移して来たのか、合併したのかみたいです。

軽井沢の時には脚を運んだ事があったのですが、こちらが初めての訪問。

前々から来たいと思っていましたし、社員旅行のコースにするのも良いかな、と思っていたのですが、一人、本関係者の社員が、どうしても嫌がるので、プライベートでの訪問となりました。

入り口で出迎えてくれるのは、人間大の戦隊ロボ。

店頭用のPOPのヤツですね。

で、エントランスのスペースには、等身大のガンダムの胸像。

1/12ザクとの比較で、そのサイズが判るでしょう。

で、エントランスのフリースペースには、古今東西のバンダイのオモチャで遊べるスペースが。

これは、楽しそう。

入り口すぐには、オモチャの出来るまでを紹介したパネルに、オモチャの出来るまでをイメージしたディスプレイも。

で、展示はキャラクター玩具をカテゴリー毎に展示している玩具の展示スペースに、エジソンの発明品に関して賀集したエジソンミュージアム、海外のアンティークトイのコーナーに、ちょっとだけのプラモデル関係のコーナーと、多岐にわたる感じ。

写真上げるとキリが無いですね。

あとは、戦隊のコーナーが専用に一角。

全部並ぶとさすがに壮観です。

バンダイならではのディスプレイと、元々会社の施設があった部分なので、施設内外のスペースが広く、開放的なのがポイント。

で、バンダイミュージアムをあとに、駅に戻ると、駅の反対側に回って、今度はタクシーを拾って、壬生おもちゃ博物館に。

駅から5kmぐらいで、徒歩だと30分はかかるとの事。

レンタサイクルも有るらしいのですが、バンダイミュージアムまで徒歩で移動したので、今更、というのもあり、タクシーを仕様。

広い公園の一角に有る、こちらも開放的な大型施設。

こちらはバンダイではなく、玩具工場のOBたちが作ったという博物館。より遊べる、をテーマにした施設で、飾っている玩具も、メーカーを問わないだけではなく、色々なところから寄贈された物も多く、資料の数はこちらの方が多いかもしれません。

出迎えてくれるのは、僕が大好きなこいつ。

実物大モルガ。

なぜにモルガ。

なかは通路になっていて、首の横から入って、尻尾付近で滑り台になっている。

サイズは子供用なので、僕には入れない。残念。

中には、コレまた意外な出迎え、ヤッターワン。

実写劇場版で使われた本物だそうです。

この日は5月5日のこどもの日。まったく気付いていたかったのですが、そんな日なので、当日子供無料で、中は大騒ぎ。プレイスペースでは、プラレールを中心とした玩具で自由に遊べるコーナーが、子供で溢れ帰っている感じ。

熱気がすごい。

中の展示は、玩具をジャンル毎に区切った部屋の他、キャラクター毎にまとめたトピックスのコーナー等多岐に渡り、種類も豊富。

ドライブヘッドは、さすがに新作で人気だったのか、子供達の攻撃で全滅。

で、一番興味深かったのは、これ。当時のおもちゃ工場やメーカーの配置を示した地図。

一日この町を歩き回って全く感じられなかった、工場群。こんなにあったんですね。

他にも、おもちゃのまちの歴史に関するパネル展示もあり、勉強になりました。

一階の一角には、博物館のボランティアで作ったお手製の玩具で遊んでもらうコーナー。

ああ、遊びってのがホントに好きで、工場が無くなっても残った人たちが、ここに居るんだなあという実感。

こんな感じで、戦隊ロボとゾイドが並んでいるのも、この博物館ならでは。

様々な玩具博物館をみて来ましたが、キャラクター玩具を前面に出すバンダイミュージアム、そして、日本の玩具の様々な歴史を掘り返せる壬生おもちゃ博物館。よく有る、海外の玩具や、テディベア、ブリキ玩具だけしかないような、へんに文化財ぶった博物館ではなく、日本の玩具業界をきちんと表現している、2つの博物館に、当時の名残を感じる事が出来ました。

一つの駅で、2つのおもちゃ博物館。

1日で両方回れるお得な場所です。

移動は、でも、車の方が良いかもしれませんね。

宇都宮に宿泊していたのですが、JRの宇都宮駅からは電車は無く、バスで6駅程行った先の、東武宇都宮駅からの電車。しかも、帰りは路線検索したところ、戻りの電車は次が40分後で、一度栃木駅に移動して、JRに乗り換え、1時間かけて宇都宮に戻ることに。

でも、電車の旅が好きな人なら、それでも良いかもしれませんね。

おもちゃに興味ある人は、是非。

昭和のなりきりオモチャ。2017.4.16.

大きいは正義。

近年、複雑だけど、小振りになって行くなりきりオモチャ。

昭和の時代は、その逆で、何も無いけど、大振りな物が多かった、という印象。

というか、大雑把だったんですね。

こんな感じ。

成型もブローが中心で、振り回すのに非常に適したものが多い。

パッケージ感からして、それこそ、今時のアメリカのオモチャのよう。

きっと売った時は、深く考えてなかったんだけど、コンドルのジョーの羽根手裏剣なんて、その後マストなアイテムになる、こんな商品も。

 

そもそもこういう市場を作った最初の商品が、言わずもがなですが、仮面ライダー変身ベルト。

1971年発売。ポピー製。言わずとしれた、TVと同じアクションにこだわって、光る、回る!を売りにした逸品。

なんせ、ポピーが版権を取る前のスポンサーダだった、タカトクトイズが販売していたのは、

こんな商品。

 

ベルトもこんな。

そもそも、日本のマスコミキャラクターと呼ばれていた頃のキャラクター商品のメインマーケットは、お祭り。所謂テキ屋の商売だったんですね。今でもお面屋さんに最新のキャラクターのお面がどんどん更新されて行くのは、その名残、というか、本質的な意味でのマスコミキャラクター商売がまだ残っている市場、とも言えるでしょう。

ちなみに、さすがに最初の変身ベルトは、添付の箱の商品は入手できず、私が所有しているのは、

こちらのキャンペーン品。

ただ、不思議と、その後、色々となりきりオモチャが、劇中再現へと進化を始めるかと思いきや、別にそんな事も無く、大柄、大雑把なまま続くのが、このオモチャ市場の面白いところですね。

その後、また歴史に名を残す事になるのが、変身ベルト以来の大ヒット商材であったらしい、こちらの商品。

1978年の、「SF西遊記スタージンガー」のジャン•クーゴの使う武器、アストロボー。まあ、所謂如意棒なワケですが。

こいつ、ボタンアクションで、ジャキっと伸びる。それだけ。だけど、凄く売れたそうです。たしかに当時、子供心に欲しかった!

その後、ポピーがバンダイに吸収されて、1983年の科学戦隊ダイナマンのダイナロッドから、戦隊物に武器オモチャのジャンルが本格的に出始め、1985年のチェンジマンのチェンジバズーカで、所謂合体武器が登場するワケです。

この合体武器以外は、光る鳴るぐらいのギミックしか無い、安いオモチャしかないなりきりオモチャなのですが、ここで、また流れを変えるのが、こちらの商品。サウンドアクション「サンダーアーム」。

1988年。タカラの「電脳警察サイバーコップ」の主人公の武器。まさに、昭和最後の商品。振動センサーを搭載し、自分のアクションに合わせて音が代わり、必殺技をするのに、ユーザーが自ら、一定のアクションをしなくてはならない、ある意味めんどくさい代物。そして、何と言っても、高い。当時4800円。同年のバンダイの「仮面ライダーBLACLRX」の変身ベルトが3980円の時代。そんな時代に、ガントレットという小振りな玩具で、4800円。多機能高額なりきり玩具の時代の幕開け、と言えましょうか。

その後、前年のジリオンと混ぜた、レーザー流星拳という商品が生まれる訳ですが。

バンダイ製、5000円!破格の商品です。

余談ですが、タカラのサンダーアームは、1989年に「サウンドアーム」、さらに「バットマンサウンドアーム」という化かし商品を展開。さらには、「烈火拳」として発売。

「鎧伝サムライトルーパー」にも、かなり無理矢理登場。

とは言え、バンダイも、レーザー流星拳を、即座に1990年の[鳥人戦隊ジェットマン」にて、「ウイングガントレット」として発売。

当時、電子基板を積んだ高額なりきり玩具を売るってのは、かなり難易度の高い行為だったんですねえ。

 

 

 

人造昆虫に脅威のメカニズム2017.4.9.

人造昆虫カブトボーグ。

まだタカラトミーになる前の、トミーが展開していたボーイズホビー商材。

初期ベイブレードやビーダマンのブームが引いた狭間の時代に展開していた、名前まんまですが、昆虫メカによるバトルホビー。

強力なフリクションモーターを搭載して、本物の甲虫さながらのパワーで押し合いをする。

実際、恐ろしいパワーを発揮するので、結構白熱するバトルが出来るのですが。

はてと。

フリクション。いわゆる弾み車ってヤツですが。これ、円盤を高速で回す際に生まれるジャイロ効果で、そのトルクを安定的に供給する物なのですが。

自転車で例えると判りやすいのですが、このフリクションってやつのパワーは、円盤の重量、直径ないしは、回転速度で、安定性とトルクが変わるんですね。

自転車もそうすよね。タイヤが小さかったり、スピードが遅いと走行が安定しないでしょ。

ところがこのカブトボーグ。こだわりの設計で、本物のカブト虫の雰囲気を目指し、非常に薄いボディになっています。

なので、共有内部ユニットは、厚み20mmぐらいしかない。

そんな構造物で、先端には頭を動かす為のクランク、後ろには加速させる為の入力タイヤ。

で、6本の脚に当たる車輪を回す為の回転軸が6軸が、同速で回転。

入力1に対して出力7。

こんなものに、重さor直径の高いフリクションは、入る訳が無い訳です。

なんせ、こんな商品が存在し、この塔を上がったところで押し合いのバトルが出来るってぐらいのパワーと、作動時間をはじき出すんです。

で、どうなっているのかと言うと。

応えは簡単。ギアレーションです。同速で走る6WDを生み出すのは、最も簡単な方法で有る、同じ直径のギアを5枚ならべる、という構造。とはいえ、このギア、10ミリ弱の直径の中に、クラッチ機構まで入っている。

で、その内側のスペースに収納されたコレが、コアであるパワーユニット。BOXの端の入力タイヤから、直径150mmほどのフリクションユニットまでの40mmの幅の間に、二桁を数えるギアを内蔵。いまではあり得ない構造物です。

一番直径の小さいピニオンなんて、直径3mm程しかないぐらい。ありえない。

で、これだけのギアが、信じられないぐらいスムーズに動く。

さすがは技術のトミーです。

で、なんで急にこんなものをご紹介しているのかと言うと、このカブトボーグ、日本ではすでに店頭在庫も見かけない状態なのですが、そんな物が、実は台湾にがっさがさありまして。

大喜びで買ってきたのですが、この週末に1ヶ月程寝かしてようやく開ける事が出来、内部写真を撮った訳です。

とは言え、勢い込んで、在庫であった全種4匹ほど確保したのですが、いざ冷静に開けてみると、

全部クワガタ。伊豆大島かっての。

ちなみに全種、2期のグローアップシリーズという、オプションで強化するタイプ。

内1種は、スペシャルボックス。

 

3種のオプションパーツと、

専用加速ランチャー付き。

そういえば、これのカブトムシ版、持っていた気がする。

どうせバトルするならカブトVSクワガタにしたいところだが、一体どこにしまってあるんだろう。

探さないと…

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