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「枯れた技術の水平思考」2017.9.1.

近隣の図書館に、2週にいっぺん通っている。

非常に大きい図書館で、蔵書も豊富。

生物学が好きなので、古生物学から、未確認生物まで、ピンキリの本を毎回テーマを決めて掘り下げているのだが、最近、玩具関係の本も複数有る事を見つけ、幾つか読んでみたのだが。

正直、学ぶ事だらけである。

自分が生まれる前後位から現在に至るまでは、色々な人の伝聞や商品その物が伝える情報で、自分の中で組み立てが出来ているつもりなのですが、

戦前〜の歴史や、自分が触れていない玩具の歴史等には、まだまだ学ぶ事が多い。

そんなワケで、幾つかご紹介をば。

ご存知北原氏による、食玩の歴史。江戸時代から始まる「おまけ」の歴史。戦中の苦心から、キャラクターマーチャンへの移行まで、食玩がたどって来た様々な紆余曲折が語られている。

マルサンの歴史。創業家から経営を受け継いだ当時の社長による、伝聞を綴った本。

戦前から続くメーカーの転機、そして、ソフビとプラモデルの歴史書としては、非常に重要な歴史書になってます。

タカラの創業者佐藤安太氏の功績を綴ったおもちゃの昭和史と、佐藤家の代替わり劇を綴った「タカラ」の山。どちらも、昭和玩具史の大事な1ページを綴った本と言えます。

現在、世界第一位の玩具会社にまで成り上がったLEGO社の、外から見ると常勝に見える歴史の陰に隠れた、光と闇を綴った本。

僕にとっては、最高にして完全と思っていたLEGOの行き詰まりから、再始動に向かう様々な流れが読み解け、それぞれバラバラに見て来たシリーズが、一本の線に繋がる重要な一冊。

知人でもある五十嵐さんの著書。僕に取っては、よく知っている部分の歴史をまとめて1冊にしていただいた、そういう気持ちになれる本。

 

で、ようやく本題。

上記の「ロボットアニメビジネス進化論」は購入した本なのですが、図書館も、流石に玩具関係の歴史にまつわるものだけだとそんなに本も少なく。

ちょっと、別の方向にも手を伸ばそうと手に取ったのが、これ。

ゲームウォッチの生みの親として有名な、横井軍兵さんに関する本。

僕としては、ワンダースワンとその専用ゲーム「グンペイ」で名前を知った方で、ゲームの凄い人、というレベルの認識だったのですが、この人、「玩具」の人なんですね。

その思考には、常に、遊び、という概念があり、その遊びを発明、構築する方法として彼が言葉にしたのが、表題にもなっている「枯れた技術の水平活用」。

イチイチ新しい技術を開発し、それを活かす為に、高額な商品を作る暇があったら、従来から有る技術や発想を、角度を変えて見直す事で、新しい価値観を創出できる。

簡単に言うと、足し算で物を作るな。かけ算で作れ。ってことでしょうか。

近年、どの世界でも起こっている事ですが、良いもの、と評価されるのは、手数がやたら多くて、作り込まれたもの、か、最新の技術を積んだもの。どちらも非常に高額になってしまう物ばかり。

しかし、まったく無いところに、コストのかからない既存の技術を上手く流用して新しい価値観を作り出せば、新しい市場に、リーズナブルな価格で商品を提供できる。

で、この考え方は、おもちゃ屋が考えるべき考え方だと思うんですね。

玩具ってのは、ニセモノを作る商売です。どこかに本物があって、それを手に入れられないから、とか、本物の体験を得る事が難しいから、それこそ、「枯れた技術の水平思考」で、なるべく安価な形でお客さんに提供する。

様々な人の人生を体験する為に、盤ゲームを作った人生ゲームとか、判りやすいですよね。

そういった思考を、最近忘れつつ有る気がするのです。

なるべく安価に、「楽しい」を提供する。

それが、オモチャじゃないですかね。

そんな事を、再認識させていただきました。オススメです。

ブームは回る。2017.7.17.

前のブログから随分開いてしまいました。

ちょっと、色々調べたいおもちゃがあって、まとまったら書こうと思っていたら、思ったよりも奥が深く、調査が長引いてしまいまして。

で、今日は、そのついでにちょっと色々面白い物を入手したので、別の事を書こうかと。

近年、本格的なプログラミングロボットがブームです。

子供の学習用等のコピーで売られる、それなりに高額なロボット玩具達。

さらには、スマホのアプリと人工知能を連動させたこんな物まで。

逆に、スマホをリモコン代わりに、コントロールからプログラムまで、インターフェイスとして活用する、しかもキャラクターの玩具も、一つのムーブメントを作っていると言える。

こういった玩具を、現在タカラトミーさんから、オムニボット+シリーズとして、複数展開中。

この「オムニボット」という名前は、実は、1985年代に起こる、所謂キャラクターではないロボット玩具ブームの中心的な存在であった、名作玩具に由来します。

そもそもの起こりは、1983年に流された、ニッカウィスキーのCM。

マイルドロボという名前でその後、バンダイからシリーズ化されて発売される事になるロボットが登場するんです。

で、こいつをバンダイが商品化。

超合金からボードゲームまで。キャラクターとして様々な玩具を展開。

で、同時期1983年末に、トミーから、KI•KU•ZOというロボットが発売。

ボイスコントロールを謳ったこのロボットが、予想外にヒット。

で、この手のロボットのブームが訪れるわけです。

トミーは立て続けに、姉妹機YU•U•ZOを展開。

で、1984年に、初代、オムニボット39,800円を発売。

玩具としては破格の値段です。

当時まだ、家庭用コンピューターがマイコンと呼ばれていた時代。

プログラムを書き込むデバイスは、なんとカセットテープ。

こやつ、胸にカセットデッキが着いていて、プログラムしたルートを走行し、任意の場所に荷物を運んだりできるという代物。

で、その翌年のオムニボット2000まで、色々なタイプが発売され、一大ムーブメントになる訳です。

当然、玩具の世界では、フラッグシップが存在すれば、対抗馬、そして、後追いが発生するのが業界の常。

当時バンダイでは、海外の商品の引き物を中心としたマミート事業部という事業部が有り、

そこから様々なロボット玩具が生み出されました。

RCでバトルするコスモボーイ。

ロボテックシリーズは、組み立て式の機能ロボットシリーズ。

ちょっと違うけど、RKは、ジャイロ効果でRC2足歩行するロボット。

などなど。

当時まだ強かったヨネザワからは、妙にデカいロボットエミリオが。

同じくヨネザワのこのパルボットなんて、誰かにそっくりだ。

さらには、サンライクさんのこんなやつ。

ロボ太。この辺になってくると、だいぶダガング感が出てくる。

で、今回入手したのは、この辺。

なんだかワクワクするラインナップです。

そんなワケで、こういうムーブメントがあった、という話なんですが、

重要なのは、フラッグシップだったオムニボットは、確かに非常に高額な玩具だったのですが、その後の出た商品は、大きくても安い、ないしは、機能をシンプルにして低価格にした物が多く、当時赤外線コントロール、所謂IRなど無いので、RCかリモコンか、なのですが、当然、リモコンにする事でコストダウンをする商品が非常に多かったのです。

というのは、オムニボットが目指したのは、本物感。でも、他の商品が目指したのは、本物が存在するからこその、単機能特化による所謂、低単価派生機。それは、実は、本来の意味での玩具の有り様と言っても過言ではありません。

本来、玩具ってのは、本物が存在し、それを手に入れ安い価格で手に入れる事が出来る、ニセモノを作る商売なのです。

車の代わりにミニカー。すでに居ないからこそ、恐竜の人形。で、TVのキャラクター。

その、本物の機能を抽出して、取捨選択するか、特化させる事で、玩具は玩具になるのです。

ですから、本当にプログラムできる、とか、そういうのは玩具ではない、と僕は考えてしまうんですね。

たしかに、スゴイと思うのですが、スマホでコントロールって、スマホが無い人はどうしろって言うのだろうか。インターフェイスも含めると、一体いくらの商品なのだろうか。

近年、特にアメリカでムーブメントになり、日本に次々導入されるこういった多機能ロボット玩具が、さも新しい玩具として紹介されるのを見ると、ちょっと考えてします。

それは、本当に玩具なのか。

最初の一つは良いのです。ブレイクスルーの為には、必要なイノベーションと言えましょう。でも、次々と高額多機能が出てくるのは、違うと思うんですよね。フラッグシップが存在し、それが高額すぎて買いにくいからこそ、そこにニセモノの入り込む事が出来、それが新しい玩具の市場のニッチーを生み出すのだと思うのです。

より高機能は、玩具ではない。

僕は、どうしてもそう考えてしまうんですよね。

当然、それそのものには価値があり、ニーズがあり、市場が有るのだから、存在を否定する訳ではない。

でも、それって、TOYでもオモチャでも、玩具でもない別のカテゴライズにはまるべきでないかと思うのです。

そう、玩具って、もっと楽しくてバカバカしいものであって欲しいと思うのですよ。僕は。

 

 

東京おもちゃショー2017開催。2017.6.1.

雨スタート。

今年もやって参りました。おもちゃショー。

5月の静岡ホビーショー、大阪魂NATIONとイベントが立て続いた中での、最後のイベントです。

これでようやく、一息つける。

そんな気持ちになれるぐらい、めまぐるしい1ヶ月でした。4週間に大型のイベントが3つですよ。

しかも、静岡に大阪。ゴールデンウィークの個人での旅行をふくむと、1ヶ月に新幹線に3度も乗る事になろうとは。

出張の多い仕事ならともかく、そもそも社内で集中してイラストを描いたりするのがメインの仕事。あり得ないペースです。

その総仕上げ。基本、社員全員で行く事にしているおもちゃショー。いい加減、社員も増えて来たし、今年は来客のある都合で、主に僕都合で今日の木曜日に行く事にしていたので、社内の調整も大変で、サイアク2チームにわける事も考えたのですが、やはり、おもちゃショーはこの業界最大のイベントです。

会社を休みにする位につもりじゃないと。

ただなあ。

帰りに無駄に水上バスに乗るのが好きなんですよねー。

今年は乗れないなー。

雨かー。

ヤだなー。

とは言え、楽しんできます。

 

 

聖地巡礼2017.5.7.

プラモデルは「静岡」。オモチャは「栃木」。

土地その物の名前が、業界の用語になっている。言わずと知れた、生産拠点です。

とは言え、「静岡」はそのままプラモデルの生産拠点として残っていますが、「栃木」には、もう玩具の生産拠点は残っていません。

ちょっと前までは、それでも、バンダイの設計部門が残っていたのですが、今はそれも本社に合流し、残っているのは、かつて玩具の生産拠点だったが故についた地名、「おもちゃのまち」と、その為に付けられた駅名、「おもちゃのまち」駅。

ゴールデンウィークを利用して、脚を運んでみました。

元々いた職場では、メインが食玩、プラモ、景品がメインで、微妙に一般玩具からずれていて、静岡に行く事は多々あっても、この土地に来る事はありませんでした。

元々は玩具業界の工場、及びそれを取り囲む工場団地があったらしいのですが、今はすっかり、なにもない住宅地。

まだ僕が若手の頃は、それでも、ここにバンダイの工場は残っていた筈で、今ここに有るのは、

バンダイミュージアム。前は軽井沢にあったのですが、こちらに移して来たのか、合併したのかみたいです。

軽井沢の時には脚を運んだ事があったのですが、こちらが初めての訪問。

前々から来たいと思っていましたし、社員旅行のコースにするのも良いかな、と思っていたのですが、一人、本関係者の社員が、どうしても嫌がるので、プライベートでの訪問となりました。

入り口で出迎えてくれるのは、人間大の戦隊ロボ。

店頭用のPOPのヤツですね。

で、エントランスのスペースには、等身大のガンダムの胸像。

1/12ザクとの比較で、そのサイズが判るでしょう。

で、エントランスのフリースペースには、古今東西のバンダイのオモチャで遊べるスペースが。

これは、楽しそう。

入り口すぐには、オモチャの出来るまでを紹介したパネルに、オモチャの出来るまでをイメージしたディスプレイも。

で、展示はキャラクター玩具をカテゴリー毎に展示している玩具の展示スペースに、エジソンの発明品に関して賀集したエジソンミュージアム、海外のアンティークトイのコーナーに、ちょっとだけのプラモデル関係のコーナーと、多岐にわたる感じ。

写真上げるとキリが無いですね。

あとは、戦隊のコーナーが専用に一角。

全部並ぶとさすがに壮観です。

バンダイならではのディスプレイと、元々会社の施設があった部分なので、施設内外のスペースが広く、開放的なのがポイント。

で、バンダイミュージアムをあとに、駅に戻ると、駅の反対側に回って、今度はタクシーを拾って、壬生おもちゃ博物館に。

駅から5kmぐらいで、徒歩だと30分はかかるとの事。

レンタサイクルも有るらしいのですが、バンダイミュージアムまで徒歩で移動したので、今更、というのもあり、タクシーを仕様。

広い公園の一角に有る、こちらも開放的な大型施設。

こちらはバンダイではなく、玩具工場のOBたちが作ったという博物館。より遊べる、をテーマにした施設で、飾っている玩具も、メーカーを問わないだけではなく、色々なところから寄贈された物も多く、資料の数はこちらの方が多いかもしれません。

出迎えてくれるのは、僕が大好きなこいつ。

実物大モルガ。

なぜにモルガ。

なかは通路になっていて、首の横から入って、尻尾付近で滑り台になっている。

サイズは子供用なので、僕には入れない。残念。

中には、コレまた意外な出迎え、ヤッターワン。

実写劇場版で使われた本物だそうです。

この日は5月5日のこどもの日。まったく気付いていたかったのですが、そんな日なので、当日子供無料で、中は大騒ぎ。プレイスペースでは、プラレールを中心とした玩具で自由に遊べるコーナーが、子供で溢れ帰っている感じ。

熱気がすごい。

中の展示は、玩具をジャンル毎に区切った部屋の他、キャラクター毎にまとめたトピックスのコーナー等多岐に渡り、種類も豊富。

ドライブヘッドは、さすがに新作で人気だったのか、子供達の攻撃で全滅。

で、一番興味深かったのは、これ。当時のおもちゃ工場やメーカーの配置を示した地図。

一日この町を歩き回って全く感じられなかった、工場群。こんなにあったんですね。

他にも、おもちゃのまちの歴史に関するパネル展示もあり、勉強になりました。

一階の一角には、博物館のボランティアで作ったお手製の玩具で遊んでもらうコーナー。

ああ、遊びってのがホントに好きで、工場が無くなっても残った人たちが、ここに居るんだなあという実感。

こんな感じで、戦隊ロボとゾイドが並んでいるのも、この博物館ならでは。

様々な玩具博物館をみて来ましたが、キャラクター玩具を前面に出すバンダイミュージアム、そして、日本の玩具の様々な歴史を掘り返せる壬生おもちゃ博物館。よく有る、海外の玩具や、テディベア、ブリキ玩具だけしかないような、へんに文化財ぶった博物館ではなく、日本の玩具業界をきちんと表現している、2つの博物館に、当時の名残を感じる事が出来ました。

一つの駅で、2つのおもちゃ博物館。

1日で両方回れるお得な場所です。

移動は、でも、車の方が良いかもしれませんね。

宇都宮に宿泊していたのですが、JRの宇都宮駅からは電車は無く、バスで6駅程行った先の、東武宇都宮駅からの電車。しかも、帰りは路線検索したところ、戻りの電車は次が40分後で、一度栃木駅に移動して、JRに乗り換え、1時間かけて宇都宮に戻ることに。

でも、電車の旅が好きな人なら、それでも良いかもしれませんね。

おもちゃに興味ある人は、是非。

大陸で進化。光の巨人2017.4.23.

奥特曼。

ウルトラマンと読むのだそうです。

今、中国を中心に、大陸でウルトラマンが人気。

日本ではシリーズ途中で終ってしまったシリーズでも、中国ではその続きが発売されたり、さらにはオリジナル展開までして行く,玩具展開の奥深さが魅力。

日本だと、どうしてもソフビとなりきりで終ってしまうところが、未だフィギュア商品が幅広く発売されるあたりが、玩具好きにたまらないところ。

しかも、劇中関係なく、オリジナルな方向に突き進んで行くあたりも、だいぶ好み。

真面目な話、文化的に仏教要素の強い国では、人気がでやすいらしく、タイを中心とした東南アジアでも人気が有るらしいのです。

で、今回はこんなオモチャ。

超変形奥特竜 天之奥特竜 奥特曼

超変形ウルトラドラゴン 天のウルトラドラゴン、ウルトラマン。

という感じですね。

こいつ、ウルトラマンがアーマーを着込んだ状態から、組み替えでドラゴン形態に変形。

これが

こんな感じに。

こういった組み替え物で、何種類かの変形パターンの組み合わせで、15種ぐらい有るらしいのです。

で、首に腕を差したり、色々な共有化されたジョイントが有るので、

こんなことや、

こんな事も。

ついでに、

こんな事も。

いいですねえ。楽しい。

遊びとしては大雑把だし、似てる似てないの話をしだすと、話にならないぐらいなのですが、

やはりプラトイだと、色々な遊びが出来て、楽しいのです。

ソフビもいいですけど、動いて,遊びのある玩具が好きですねえ。

なんで、こういうの、日本では少なくなっちゃったんでしょうねえ。

すこし、羨ましいと思う訳です。

あ、ちなみに、あとこんなにあるんですけどね…。

昭和のなりきりオモチャ。2017.4.16.

大きいは正義。

近年、複雑だけど、小振りになって行くなりきりオモチャ。

昭和の時代は、その逆で、何も無いけど、大振りな物が多かった、という印象。

というか、大雑把だったんですね。

こんな感じ。

成型もブローが中心で、振り回すのに非常に適したものが多い。

パッケージ感からして、それこそ、今時のアメリカのオモチャのよう。

きっと売った時は、深く考えてなかったんだけど、コンドルのジョーの羽根手裏剣なんて、その後マストなアイテムになる、こんな商品も。

 

そもそもこういう市場を作った最初の商品が、言わずもがなですが、仮面ライダー変身ベルト。

1971年発売。ポピー製。言わずとしれた、TVと同じアクションにこだわって、光る、回る!を売りにした逸品。

なんせ、ポピーが版権を取る前のスポンサーダだった、タカトクトイズが販売していたのは、

こんな商品。

 

ベルトもこんな。

そもそも、日本のマスコミキャラクターと呼ばれていた頃のキャラクター商品のメインマーケットは、お祭り。所謂テキ屋の商売だったんですね。今でもお面屋さんに最新のキャラクターのお面がどんどん更新されて行くのは、その名残、というか、本質的な意味でのマスコミキャラクター商売がまだ残っている市場、とも言えるでしょう。

ちなみに、さすがに最初の変身ベルトは、添付の箱の商品は入手できず、私が所有しているのは、

こちらのキャンペーン品。

ただ、不思議と、その後、色々となりきりオモチャが、劇中再現へと進化を始めるかと思いきや、別にそんな事も無く、大柄、大雑把なまま続くのが、このオモチャ市場の面白いところですね。

その後、また歴史に名を残す事になるのが、変身ベルト以来の大ヒット商材であったらしい、こちらの商品。

1978年の、「SF西遊記スタージンガー」のジャン•クーゴの使う武器、アストロボー。まあ、所謂如意棒なワケですが。

こいつ、ボタンアクションで、ジャキっと伸びる。それだけ。だけど、凄く売れたそうです。たしかに当時、子供心に欲しかった!

その後、ポピーがバンダイに吸収されて、1983年の科学戦隊ダイナマンのダイナロッドから、戦隊物に武器オモチャのジャンルが本格的に出始め、1985年のチェンジマンのチェンジバズーカで、所謂合体武器が登場するワケです。

この合体武器以外は、光る鳴るぐらいのギミックしか無い、安いオモチャしかないなりきりオモチャなのですが、ここで、また流れを変えるのが、こちらの商品。サウンドアクション「サンダーアーム」。

1988年。タカラの「電脳警察サイバーコップ」の主人公の武器。まさに、昭和最後の商品。振動センサーを搭載し、自分のアクションに合わせて音が代わり、必殺技をするのに、ユーザーが自ら、一定のアクションをしなくてはならない、ある意味めんどくさい代物。そして、何と言っても、高い。当時4800円。同年のバンダイの「仮面ライダーBLACLRX」の変身ベルトが3980円の時代。そんな時代に、ガントレットという小振りな玩具で、4800円。多機能高額なりきり玩具の時代の幕開け、と言えましょうか。

その後、前年のジリオンと混ぜた、レーザー流星拳という商品が生まれる訳ですが。

バンダイ製、5000円!破格の商品です。

余談ですが、タカラのサンダーアームは、1989年に「サウンドアーム」、さらに「バットマンサウンドアーム」という化かし商品を展開。さらには、「烈火拳」として発売。

「鎧伝サムライトルーパー」にも、かなり無理矢理登場。

とは言え、バンダイも、レーザー流星拳を、即座に1990年の[鳥人戦隊ジェットマン」にて、「ウイングガントレット」として発売。

当時、電子基板を積んだ高額なりきり玩具を売るってのは、かなり難易度の高い行為だったんですねえ。

 

 

 

人造昆虫に脅威のメカニズム2017.4.9.

人造昆虫カブトボーグ。

まだタカラトミーになる前の、トミーが展開していたボーイズホビー商材。

初期ベイブレードやビーダマンのブームが引いた狭間の時代に展開していた、名前まんまですが、昆虫メカによるバトルホビー。

強力なフリクションモーターを搭載して、本物の甲虫さながらのパワーで押し合いをする。

実際、恐ろしいパワーを発揮するので、結構白熱するバトルが出来るのですが。

はてと。

フリクション。いわゆる弾み車ってヤツですが。これ、円盤を高速で回す際に生まれるジャイロ効果で、そのトルクを安定的に供給する物なのですが。

自転車で例えると判りやすいのですが、このフリクションってやつのパワーは、円盤の重量、直径ないしは、回転速度で、安定性とトルクが変わるんですね。

自転車もそうすよね。タイヤが小さかったり、スピードが遅いと走行が安定しないでしょ。

ところがこのカブトボーグ。こだわりの設計で、本物のカブト虫の雰囲気を目指し、非常に薄いボディになっています。

なので、共有内部ユニットは、厚み20mmぐらいしかない。

そんな構造物で、先端には頭を動かす為のクランク、後ろには加速させる為の入力タイヤ。

で、6本の脚に当たる車輪を回す為の回転軸が6軸が、同速で回転。

入力1に対して出力7。

こんなものに、重さor直径の高いフリクションは、入る訳が無い訳です。

なんせ、こんな商品が存在し、この塔を上がったところで押し合いのバトルが出来るってぐらいのパワーと、作動時間をはじき出すんです。

で、どうなっているのかと言うと。

応えは簡単。ギアレーションです。同速で走る6WDを生み出すのは、最も簡単な方法で有る、同じ直径のギアを5枚ならべる、という構造。とはいえ、このギア、10ミリ弱の直径の中に、クラッチ機構まで入っている。

で、その内側のスペースに収納されたコレが、コアであるパワーユニット。BOXの端の入力タイヤから、直径150mmほどのフリクションユニットまでの40mmの幅の間に、二桁を数えるギアを内蔵。いまではあり得ない構造物です。

一番直径の小さいピニオンなんて、直径3mm程しかないぐらい。ありえない。

で、これだけのギアが、信じられないぐらいスムーズに動く。

さすがは技術のトミーです。

で、なんで急にこんなものをご紹介しているのかと言うと、このカブトボーグ、日本ではすでに店頭在庫も見かけない状態なのですが、そんな物が、実は台湾にがっさがさありまして。

大喜びで買ってきたのですが、この週末に1ヶ月程寝かしてようやく開ける事が出来、内部写真を撮った訳です。

とは言え、勢い込んで、在庫であった全種4匹ほど確保したのですが、いざ冷静に開けてみると、

全部クワガタ。伊豆大島かっての。

ちなみに全種、2期のグローアップシリーズという、オプションで強化するタイプ。

内1種は、スペシャルボックス。

3種のオプションパーツと、

専用加速ランチャー付き。

そういえば、これのカブトムシ版、持っていた気がする。

どうせバトルするならカブトVSクワガタにしたいところだが、一体どこにしまってあるんだろう。

探さないと…

 

 

新型機、投入!2017.3.14.

弊社の最も長時間働く社員。

アジリスタ。

たまに文句はいうが、基本、これ、出しといて!の一言で、黙って毎晩のように徹夜してくれる。

しかも労働基本法に引っかからない、優秀なヤツだ。

雇用してから4年。本来の耐用年数は5年なのですが、毎日、休まず働いてもらったせいか、そろそろガタがひどく、そんなとき、メーカー様から打診が。

新型機、ロールアウトしました…!

基本性能はそんなに変わらないのだが、色々オモシロ機能が追加されたらしい。

どうです?どうせ来年でサポートも切れるし…

そうですよねー。

ノセられている気がしてならないが、面白そうな新機能を見せられると、使ってみたくなるのも人のサガ。もとい、オモチャ屋のサガ。

緊急社内会議にて、いる?と聞いたところ。満場一致に。

ちなみに、同じ会議で、社員旅行熱海と台北とどっちが良い?も、満場一致で台北でしたが…

そんなワケで本日、新旧マシンの入れ替えの儀式が。

まずは、暗黒代将軍に寄ってボロボロになった…

もとい。

朝から業者さんがやって来て、内部に残った材料の除去と、洗浄を。

そういえば、外装に寄せ書きしようぜって、話してなかったっけ?

なんて言っている間に、アレよアレと言う間に、エレベーターに移動。

ルート上の大量のサンプルの山をどけて作った花道を通り過ぎてゆく。

ああ、さらば、アジリスタ。

ボクらのスーパーメカは、狭いエレベーターの中に、圧縮された業者の人と一緒に去って行った。

で、しばらくすると、

同じエレベーターから敷かれた養生ブルーカーペットを移動して、新型マシンが!

マーク2だ!

ワクワク、ワクワク。

どんな感じだろう。赤いかな。白いかな。やはり、新主役毅への交代劇と言えば、盛り上がりますよね。何を言っているんだ僕は。

で、定位置に置かれ、養生が解かれると…

あれ、どこが違うの?

外観は殆ど一緒?それとも、間違い探しのように、微妙な変化があるの?

 

あった。型番が、3100から3200に。

え、ここだけ…?

高い買い物だったのにー。

とは言え、近々に新機能もテストしてやる。

そんなワケで、6年目のアストレイズは、新マシンと共に、次のあと5年を戦って行く所存であります。

よろしくお願い致します。

なお、余談ながら、会社の通路や、今回通り道になった私の机横に積み上げられていた、未開封の台湾のサンプルや、ニューヨークトイショーのサンプル、さらに、私の私的なサンプルやら、色々仕事で購入したっきり開けていないサンプル達を、一カ所に集めていたのですが、なんとなく、それをそれっぽく並べてみると。

おお、これは良い。なんだかワクワクする。

テキトーに置いてあったサンプルが、立派なディスプレイの様だ。

よし、これ、しばらくこのまま飾っとこう。

 

 

忘れちゃいない、台湾総括。2017.3.7.

さて、台湾社員旅行後、ハードスケジュールからの会社の決算、プラス、2月の日数の少なさで、気がつくとひと月。

そろそろ、総括をしないと、忘れてしまう。

さて、実は、前の会社、個人でと、実に3回目の台北。

前の会社では、所謂一般的な観光メイン。

家族では、文化面と、自然景観面の2方向に。

今回は、完全にオモチャ屋特化と言う形で。

なにせ、地元のオタクが案内人なので、間違いない。

ただ、すこし盲点だったのが、台湾のそういった文化は思った以上に深く、

日本のフィギュアやプラモデルを売っている、日本で言うところの秋葉原的な空間は予想以上に多く、かつ、深く、気付くと、日本の古いプラモデルを見つけて買ってしまっていた(笑)

とは言え、逆に、日本の物を最も扱っているのは、そういった店舗が中心で。

一般の玩具店では、LEGO、米ハズブロのナーフやトランスフォーマー、そして、韓国のYOUNGTOYS関係の商品がメインで、そこに、タカラトミーのトミカ、プラレール、ベイブレード、それからバンダイの戦隊、ライダーとなっていて、前に見に行った韓国にように、戦隊ライダーが強い印象はなく、どちらかと言うとアメリカの玩具がメインになっている、という印象です。

ああ、そりゃ、怪しげな玩具も多いですよ。

とは言え、よく、中国、韓国、台湾には、こういった所謂パチものしかない、というのは、間違いです。むしろ、まだパチ物がある、が正解で、パチ物すら無くなってしまった日本の市場の方が、コワいと考えるべきでしょう。

実際、売り場も明確な線引きがされているようで、観光地や、夜市には、怪しげな玩具がいっぱい有り〼が、それは、昔の日本も一緒でしょう。

街中の玩具店は、逆に、日本よりも明るく、商品も大柄な、単価の高い物が多い、という印象です。

大箱のレゴ、ナーフを始め、韓国メーカーの合体ロボ等、ガサの大きい、単価の高い商品が非常に多く店頭に並んでいる印象で、玩具店が全体的に明るい印象です。

一般の玩具店でも多く置いてある日本の商品は、むしろガンプラで、それも、PGを含む高額商品が数多く配置されていて、客単価の高さを感じました。

それ以上に、感じる明るさ。その印象の最大の原因は、ウインドーパッケージです。

アメリカと韓国の玩具の共通点なのですが、パッケージが、主にウインドーで、クローズドパッケージはレゴと、それこそガンプラぐらい。

故に、商品がぱあっと目に入って来て、インパクトが大きい。

また、大箱が大きい事で、売り場の面のインパクトも大きく、ゴチャゴチャしてない感じがする。

これが、日本だと、全ての商品のパッケージングがクローズドで、箱も、容積率の問題で、かなりスリムになっており、インパクトに欠けてしまう。

だいたい、オモチャってのは、余白は空気を売ってるんじゃなくて、「夢」が詰まってるんじゃないかい、と思うのですよ。僕は。

閉塞された箱が生み出す閉塞感が、日本のオモチャの象徴のような気がして、商品点数でもしも、他国より多く入荷があったとしても、売り場面積では圧倒的に負ける。

そんな構図が見える気がして…。

ちなみに、この後、ニューヨークトイショーに行った社員の報告と資料を見て驚いた事に、

中国、韓国のメーカーは、本格的にアメリカ、ヨーロッパにキャラクターを持ち出し、普及させている。その為のローカライズも含め、国内よりも海外を見据えたキャラクター作りを明瞭にしている事が明確に伺えるわけです。

明るいオモチャ屋。と、マニアショップに並ぶ、日本のフィギュア商品。

色々考えさせられる旅行でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第6期キックオフ会2017.3.3.

本日は、久しぶりに社員全員集まっての食事会兼、第6期キックオフ会。

ニューヨークトイショウ視察に行った社員の報告会から、前期の売り上げ報告。

来期の目標等、ざっくばらんに話し合いました。

非常に楽しい会になりました。

その上で、来期の売り上げ目標設定。

どこまで行ったら、ニューヨークトイショウ視察。

どこまで行ったら、全員社員旅行。

その設定をしつつ、和やかなムードで会は終了。

久しぶりに美味しいお酒が飲めました。

また1年、頑張るぞー!

 

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